夢は現のケットシー

完結(10)

既に黒猫は、身動きひとつ取る事は出来なくなっていた。
意識は朦朧とし、感覚は遠くなっていた。恨む余裕もなく、また悲しむ暇もなく、黒猫は目を閉じた。
次に目が覚めたのは、自分が元居た場所だった。傍らには、死んだ自分の遺体が転がっていた。
そうして、知る。ああ、自分は死んだのだ、と。

ところが、黒猫には身体があった。それも、今までの猫のそれとは違う身体。人間のものだった。
訳も分からず歩いていると、黒猫はある人と出会う。

黒猫が夢現のうちに関わっていた青年だった。

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