ある日、桃次郎という謎めいたオス猫がジョセフを訪ねてくる。彼の提案は、鬼ヶ島の親善大使としての任務。ジョセフは不安を抱きながらも、出世と名誉のために相棒のポテトと共に島へ向かう。目の前に広がるのは、豪華なリゾート地。鬼たちも楽しげに働いている。しかし、その美しい表面の裏には、恐るべき陰謀が隠されていた。ジョセフとポテトは、次第にその闇に巻き込まれていく。鬼たちの笑顔の裏に潜む影、誰が敵で誰が味方なのか。ジョセフとポテトは、信じていたものが裏切りに変わる瞬間に直面する。果たして、2匹はこの巨大な陰謀を暴き、無事に事件を解決できるのか。鬼、陰謀、そして裏切り。サスペンスが織り成す壮絶なストーリーが、今始まる。
ネコ探偵フェリックスのサーカス団猫殺事件の謎(次回予告編あり)
キャットタウンにサーカス団がやってきた。開園間近にもかかわらず、看板スターである演者が転落事故に遭うという不幸が発生。一抹の不安を感じたジョセフは、フェリックスとワトリーに協力を求める。一見すると単なる事故に見えたが、事態は予想外の方向へと展開していった。フェリックスと仲間たちは、真実に近づくにつれ、自身の信じていたものすら揺らぐような大きな陰謀に巻き込まれていく。友情と裏切り、愛情と憎悪が絡み合う中、果たして彼らは無事に謎を解き明かすことができるのか。
人間になりたかった猫の話。三年くらい前に作った話です。
既に黒猫は、身動きひとつ取る事は出来なくなっていた。意識は朦朧とし、感覚は遠くなっていた。恨む余裕もなく、また悲しむ暇もなく、黒猫は目を閉じた。次に目が覚めたのは、自分が元居た場所だった。傍らには、死んだ自分の遺体が転がっていた。そうして、知る。ああ、自分は死んだのだ、と。ところが、黒猫には身体があった。それも、今までの猫のそれとは違う身体。人間のものだった。訳も分からず歩いていると、黒猫はある人と出会う。黒猫が夢現のうちに関わっていた青年だった。
にゃんこたちがゆるっと会話します。【アイコン屋めがぴこ】さんの画像を使用しています。http://megapico.main.jp/