【キャンペーン応募作】
眠井朝華は無気力な中学二年生、けれど、彼女には特別な力があった……!!などと、大げさに紹介するも大して役に立つものでもない。
ただ、他人の夢に入り込めるという能力である。
幼少期に能力を無自覚に使いすぎた結果、孤立し見事に中二にして不登校寸前。
保健室登校でどうにか出席を稼いでいたところ、一人の生徒が朝華の占領しているベッドの隣のベッドに入っていく。
クラスメイトであるその生徒はどうやら本格的な不登校に近いらしく、たまたまその日に学校に来ていたらしい。
すぐさま眠りについた生徒は夢の住人と化し、魘され始める。
気になった朝華は久々に生徒の夢の中に入り込む。
すると、そこには紫色の猫のぬいぐるみが居て、
「ようやく、夢の使い方に気付いたのか」そんな事を告げられた。
どうやら猫は夢の住人、悪夢に対してのワクチンのような存在で、
あまたの悪夢。そしてくそねみまじかると呼んでいる少女たちを見てきた存在の一つらしい。
朝華は猫のぬいぐるみに能力の使い方を教えて貰い生徒の悪夢を物理(夢)で終わらせる!!
イイユメツールと呼ばれる悪夢に対して有効な武器(道具)は夢の主それぞれ、
使い道すらわからないことがあるツールを駆使して朝華が戦う!
引き籠もり一歩手前の朝華が夢の中で本性のまま暴れ回り、
その結果、現実でも少しずつ勇気を手に入れる。
果たして、朝華はまともに人と目を合わせられるのか?
夢と現実が交差するわけではない魔法少女っぽいストーリーが今始まるかもしれない。
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隔週金曜日の夕方にアップ予定です。ここは元々原住民である妖(あやかし)と戦争で勝利した人間が共存する島。戦争が終わって10年。すっかり、人間が持ってきたハイテクな技術と機械、知識によりこの島も豊かになった。妖も敗戦の経験により人間を受け入れて仲良くすることが出来るようになった。ただ、それにより失われたものもあった。それは妖の健康。人間の持ってきた恩寵は全て妖の心と身体に合うとは限らなかった。すぐ、アレルギーのような症状が出て亡くなった者。中毒を起こすくらいに乱用して依存から抜け出せなくなった者。少しずつ心身の機能が落ちて、老化も早まってしまう者。……特に、飲食物の被害が顕著だった。特に戦後5年までは。そして、島の都市部に小さな食堂がある。元々は薬を作っていた家系の妖だったが、戦時中から少ない食材で周りの健康を守りたい。と考え薬堂を食堂に変えた。この食堂を切り盛りしていた妖の双子の姉弟。特に弟は終戦後。人間の食べ物が増える中、新しい食材を妖に合うように料理の研究に励んでいた。しかし、10年が経ったある日。弟の身体に異変が生じた。歩行障害により彼は厨房に出ることができなくなった。代わりにいつもホールで持ち前の明るさとお世話好き、ちょっと料理は苦手な姉が1人でこの食堂を切り盛りすることになった。介護とお店の両立。長くは続かなかった。半年で弟の魂は旅立っていった。姉はなんの迷いもなく食堂を完全に1人で再スタートさせる事を決意した。また自分の料理を上達させる。お客様も新たに作って来る方が妖でも人間であっても元気になって欲しい。その熱意と明るさを持って今日も【あやかし食堂】の看板を出していた。『よーーし。今日もよろしくお願いしまーーっす。』※キャラクターアイコンはイメージです。投稿イラストを使用しています。イラストレーターの方々、誠にありがとうございます。二次元創作OKです。