深海の研究施設で深海生物の観察が仕事の『僕』。海が好きだけれど、近い内地上へ上がらなくてはならなくて。人類絶滅し掛けの模様。BLっぽいところもございますがそもそも性別が曖昧な世界設定なのでBLとも言えない……。僕っ娘ぽく見えなくも無い。以上の短い話です。昨日まで「メーターバランス( https://storie.jp/creator/story/13913 )」やってましたが、何か興に乗ってうっかり突発書き出し。今回、一回やってみたかったキャラアイコン、吹き出し未使用。文字だけ。どうぞよろしくお願い致します。
「ナギのアホっ!起こしたげるとか言ってナギも寝ちゃったんでしょ!」「寝とらん!起きてたが!」「なら何でこんな山ん中に来ちゃってるんよ!」「携帯のゲームが面白ぉてな。そいで気がついたら…」「ドアホーっ!おまけにそれ私の携帯な!勝手に使うな!」「落としたの拾ったげたんよ!『ありがとう』は?」「……………」 真冬の夜、津山の街までボランティアに行った帰りの汽車。ナギにすすめられるまま一眠りして、揺り起こされたら見たこともない山の中だった。 とりあえず次の駅で降りて家に電話しようとしたら、ナギがゲームやったせいで電池切れ。まわりに何もない山奥の無人駅は、ナギが待合室のドアを壊したせいで氷のように寒い。そして戻る汽車は来る気配すらない…。「なあ!山の向こうまで線路歩いて、おばあちゃん家に行こ!」「はぁ?!」 ナギが言うには、一つ先の駅…長いトンネルで山を越えた向こうに祖母の家があるという。 けどだからって、なんでそんなムチャな… でも、たしかにココにいても凍え死ぬばかりで、そして他にアテはない…。 大冒険、疑惑、衝撃、そして静かな感動が待つ、幼なじみの少女二人のドタバタ珍道中。