生活にも軍事にも、高性能の人工知能が深く関わる近未来。人々はスマホ感覚で生活補助用の超高性能人工知能搭載端末を所持する時代。そんな時代に逆行する様に、どこにでもいるガサツな女子高生・衣子はアナログな生活を送っていた。衣子は機械音痴と言うか、もはや神懸った機械破壊体質と表現すべき業を背負っていたのだ。衣子と関わった機械類は死滅する。それが世界の理として定着していた。デジタルに生きようにも、神物が総出でそれを邪魔するのである。もうしゃーない、ってことで、衣子は今日もアナログなりに青春を謳歌していた。そんなある日、彼女の前に現れたのは、国家機密レベルの最新技術によって生み出された至高のアンドロイド少年。衣子の父が彼女のために用意した、最強タフボディな人工知能搭載端末。「俺は絶対に壊れない。君の物で在り続ける。約束しよう。宣誓書を書いても良い」「……保証書は無いの?」「……壊れないと言っているだろう」果たして、アンドロイド少年は無事に約束を完遂できるのか。それとも衣子の武勇伝の一ページとなってしまうのか。SFの皮を被ろうとしている物理完全無視系単純娯楽コメディ。
並行世界・アストレアの世界の中心で突然魔物が現れ始める。生まれた魔物は瞬く間にアストレア全土に広がり、人々は混沌に陥った。魔力を持った騎士ギルドが魔物たちと交戦するも、数で圧倒的に勝る魔物に徐々に押されていく。そこで、数人の名高き魔術師が世界の中心にできた混沌「ティアマット」の周囲数キロを巨大な壁で囲い、新たな魔物の排出を防ぐと、残された魔物の殲滅にかかる。一方、ティアマットを完全に消滅させるため、壁の中に自ら向かう騎士もいるようだが、今のところ、生還者はゼロである。これは、ティアマットが壁に囲まれて6年が経ってからの話である。完全な趣味作です(笑)厨二ワールド全開です(笑)不定期更新ですので、ご容赦くださいね♪