‘ 興味 ’ を含む
※本作品にはイジメ、死にたがりの描写が含まれます中学三年の遠山優咲。幼い頃に事故に遭った彼女は顔に傷を負い、それを隠しながら生活をしている一見無口で大人しい少女。しかし彼女はどこにも居場所を見出せず死にたがっている少女だった。家では朝起きる前に仕事に行って夜寝た後に帰宅する母子家庭故の母の多忙を想って『居なくなれば苦労をかけないで済むのでは』という考えに悩まされ、近所の人には両親の離婚について悪く言われ続け、学校では見た目から幽霊と言われコミュニケーション能力の低さで溶け込めずに虐められる・・・そんな生活から逃げたいが故の想いだった。 そんなある日の朝のHRで高校受験の面接に備え質問項目が書かれた紙を配られる。高校受験を考えて居ない優咲はそこまで興味を惹かれなかったが、たった一つ『生まれ変わったら何になりたいか』という項目だけは目についた。そして優咲は震える手で『自分以外になりたい』と記述するが、その事が頭を離れなくなる。 その影響でぼんやりとした気持ちで帰路に就いた優咲は『危ない!』という叫び声に我に返った事で車と衝突しそうになっていた事に気付きどうにか事故を免れる。 恐怖に震える優咲を心配するような声が聞こえ、追うとそこには十代後半の男性の姿があり、何故か話し相手を頼まれる事に。その言動に不信さを覚えながらも優咲は彼と関わっていく事に。 そして優咲は彼が転生したくないが為にこの世に留まっている幽霊で普通は視えない存在なのだと教えられる。更に『何か悩みがあって死のうとしている』という図星を突かれ、悩みを相談して欲しいと告げられて・・・・・・。 これは死んで転生したいと願う少女と転生したくないと望む幽霊の不思議な縁と愛の物語。
幽霊なんか興味のない甘い物好きの女子高生が、甘い物をきっかけに怪談に巻き込まれて霊が見えるようになってしまうお話です。この物語はホラーです。ミステリー要素を少し含んだホラーです。女の子とヒヨコが軽いノリで会話をしていますが、ホラーです。「校庭のサッカーボール」怪談調査編について。一度「四」で完結したのですが、申し訳ありません、最後の方の内容に手を加えました。「四」のラストを変えて、後日談の「五」を追加しました。今度こそ完結です。すでに読んでくださった方には大変申し訳ないです。オチの内容には変化はありませんので、よろしくお願いします。目次第1話・第2話「学校のドーナツ」導入編第3話~第6話「いっしょに……」怪談調査編・完結第7話~第9話「第2会議室の呪い」怪談調査編・完結第10話~第13話「保健室の子供の声」怪談調査編・完結第14話~第18話「開かずの教室の神隠し」怪談調査編・完結第19話 幕間第20話~第24話「校庭のサッカーボール」怪談調査編・完結2016年8月度ストーリーコンテスト「ホラー」大賞を頂きました!ありがとうございます!※第14話~19話は、カクヨムに投稿したものをストリエ仕様に変えての転載になります。一部修正していますが、内容は同じです。※カクヨムにて先行で続き(「杉の木のつかいさま」「失われた怪談話」)を投稿しています。あちらが落ち着いたらストリエにも投稿予定ですが、いち早く読みたい方は是非カクヨムに!カクヨムのリンクはこちらになります。https://kakuyomu.jp/works/4852201425154954543カクヨムweb小説コンテストのホラー部門に応募中です。そちらも応援よろしくお願いします。