国民的人気絶頂のバンド、Eternal Bloom絶対的カリスマ性を持つVo.初瀬響一リーダーとしてバンドをまとめるBa.河崎将他バンドのVo.であった過去を持つG.高木望過去を割り切れないG.橋本心平1か月前突如脱退し、今はマネージャーを務める水野忠そして、3年前突如自殺した初代Dr.園山健と、現在Dr.のポジションにいる園山廉何故兄は自ら命を絶ったのか―ーある雨の日、廉はひとりの少女と出会う。彼女との出会いが、バンド内の均整を崩していく…<作者より>今回のお話ですが、章の冒頭に出てくる曲はすべて実在するバンド、Plastic Tree様の曲の歌詞をお借りしております。作者の完全なる趣味です。ご了承ください。
「ホンマにウチだけ、受かっちゃってええん?」。高三の秋。大学のAO入試を控えたウチは面接練習に励むも、大事な質問でヘマを繰り返す。思い浮かぶ深雪ちゃんの顔や足音が、ウチの調子を狂わせていた。 まわりが推薦やAO入試などで簡単に進学先を決めていく中、一人ぼっちで一般入試の勉強を続ける深雪ちゃん。そんな深雪ちゃんを置いて、ウチまでサッサと大学を決めちゃってええん? …聞きたいけど、恐くて聞けない。そして、その彼女をめぐって生じる新たな疑惑…今時の受験事情を背景に、今時の「友達との距離」を笑い&腐女子ネタとともに描く短編。
「これだったらいいなっていう願いを叶えてくれた。あいつは最高の相棒だ」彩萌市(アヤメ市)では二つの小さな探偵社が対立していた。片や黒狛探偵社、片や白猫探偵事務所。その二つの会社はそれぞれ一人だけ、エースの素質を持つ「秘蔵の探偵」を抱えている。そして、お互いがライバル結社の「秘蔵の探偵」と知らずに、葉群紫月と貴陽青葉はひょんなことから巡り合ってしまった。こうして二人はお互いが商売敵だと知らないままプライベートで交流を重ね、仕事では互いの正体を知らないままライバルとして関わり合う日々を過ごすことになる。交錯とすれ違いを続ける二つの正義による、バイオレンスなクライムアクション群像劇!一つの街の小さな伝説は、二人の探偵によって紡がれる。