ソーシャルゲームの世界でアイドルに転生したら、早速合成材料にされそうでつらたんです
わたし――愛子は、アイドル寮の一室で頭を抱えていた。「そうだった! ここ、ゲームの中の世界なんだ!」 目の前でアイドル仲間が消え去ったのを見た瞬間、わたしはすべてを思い出した。 どうしてもアイドルになりたいって思っていたわたしは、怪しげなアプリに手を出したんだ。 ここはソーシャルゲームの中の世界。 とても信じられないけど、でも、信じるしかない。 なんたって、目の前で女の子がひとり、カードに変わったのだから――。 ――これは生き残りをかけた、芦原愛子の物語。