高校2年生の杉本薫はある日不良に絡まれていた赤沢菜月を助ける。菜月の救出に成功する薫だったが、彼が抱いたのは人を助けた達成感でもなければ満足感でもなかった。その違和感の正体を調べていくうちに彼は自分の中にいる化け物の存在を自覚していく。自分の中にいる怪物に蝕まれていくように日々を過ごす薫。その正体を巡って様々な人間の行動が交錯していく。
ただ徒然なるままに、どこか儚い物語を乱雑に挙げていきます
七瀬葵(ナナセ アオイ)17歳。先生を見ると、なんだか胸がぎゅっとなる。この気持ち、なんて呼べばいいの?2015年11月度ストーリーコンテスト『Let's start!!』応募作品でしたが、ありがたいことに大賞を受賞しました!読んでくださった方、応援してくださった方、ありがとうございました(❀ฺ´∀`❀ฺ)ノ♪
「ナギのアホっ!起こしたげるとか言ってナギも寝ちゃったんでしょ!」「寝とらん!起きてたが!」「なら何でこんな山ん中に来ちゃってるんよ!」「携帯のゲームが面白ぉてな。そいで気がついたら…」「ドアホーっ!おまけにそれ私の携帯な!勝手に使うな!」「落としたの拾ったげたんよ!『ありがとう』は?」「……………」 真冬の夜、津山の街までボランティアに行った帰りの汽車。ナギにすすめられるまま一眠りして、揺り起こされたら見たこともない山の中だった。 とりあえず次の駅で降りて家に電話しようとしたら、ナギがゲームやったせいで電池切れ。まわりに何もない山奥の無人駅は、ナギが待合室のドアを壊したせいで氷のように寒い。そして戻る汽車は来る気配すらない…。「なあ!山の向こうまで線路歩いて、おばあちゃん家に行こ!」「はぁ?!」 ナギが言うには、一つ先の駅…長いトンネルで山を越えた向こうに祖母の家があるという。 けどだからって、なんでそんなムチャな… でも、たしかにココにいても凍え死ぬばかりで、そして他にアテはない…。 大冒険、疑惑、衝撃、そして静かな感動が待つ、幼なじみの少女二人のドタバタ珍道中。
「被害者にもう一度コンタクトをとる。私が行こう。……江本ついてこい!」判断が早く、行動力に優れ、常に真剣で真面目。そして自分にも他人にも厳しい。 そんな女上司こと真鍋 透は、もちろんのこと仕事も優秀だった。 ……そんな、絵に描いたようなやり手の警部に、唯一の欠点を上げるのならば。短編集収録作品の試し読み用です。
彼女は柳美里を読んでいた。内気で人と関わることのできない僕が好きになった相手は同じ講義を取る女の子だった。まるで自分とは接点がないと思っていた彼女とは意外な場所で結びついていて。ストーカー気質な大学生ラブコメ!
少し未来の日本。純血でないことから差別される二人の遺児は売春と暴力に血塗られた裏通りで、すでに過去のものとなったヤクザになることを夢見る
転校を機に、友達のいない寂しい学生生活から脱却することを決意した渡利昌也。彼は、転入先の学校で山根琴葉という女子生徒と出会う。教室で誰とも話さず、いつも一人で何かを書いている彼女に昌也は転校前の自分を重ねた。恋愛どころか人付き合いにさえ四苦八苦な二人の、不器用な恋の物語。
誰か、この修羅場に立たされている俺を助けてください!!
修羅場‥それは、高校生男児なら一度はなってみたい夢の様な状況。・・・なわけあるか~!!ごく平凡な日常を送って来た少年<大野信一>はある日を境に修羅場過ぎる日常へと変わってしまった。「誰か、俺を助けてください‥」人気作家(になる予定)ハヤケが放つ!!!!作品第1号ここに誕生!