中学校三年生の合唱コンクールで、心に傷を負ってしまった少女。青山美星。そんな彼女は進学し、そして迎えた高校初めての合唱コンクール。トラウマを抱えた美星は、やはり練習でも上手くいかず……一話完結です(*’▽’)初めまして、こんにちは。『ミヤコワスレ』や『かぐや姫防衛物語』をお読みの方はお久しぶり。ぞこです。私自身、と言うよりは、中学時代の友人から聞いた、私とは違う高校に行ってしまった彼女の物語です。本人には「名前を変えて、学校名は伏せる」という条件付きで了承を得ました。もし読者さんがコメントなどをくれた際には、今は晴れて大学に進んだ彼女にも届けたいと思います。それでは、どうぞよろしくお願いします。
戦国武将ラブの彩名は下校途中に見たサッカーコートを颯爽と駆ける一人の少年の姿に、ずきん、と打ちのめされた。彼が同じクラスの真田勇人と知り、毎日のように密かに練習を見学するようになる。そんな勇人が練習をさぼるようになり心配でたまらない。彩名の尾行はエスカレートしていき、まるで監視部のようになっていく……。
眠井朝華はいつものように保健室で過ごしていた。課題の問題集を終え、ふと窓の外を見てみると、そこでは男子生徒が校庭に迷い込んできた犬に追いかけられている。彼は動物が苦手らしく、追いつかれた犬に顔を舐められると気を失ってしまったのだった。 その後、保健室に運ばれた彼は悪夢にうなされる。放っておけなくなった朝華は夢の中に入ることを決意して……。 彼の悪夢の原因とは? そして朝華は悪夢を消し去ることが出来るのか? ※世界設定や大まかなあらすじなどは、オフィシャル作品をご覧ください。https://storie.jp/creator/story/11571 御伽ねこむのくそねみ補完計画『最優秀賞』をいただきました。 https://storie.jp/event/stocon_kusonemi201601
生活にも軍事にも、高性能の人工知能が深く関わる近未来。人々はスマホ感覚で生活補助用の超高性能人工知能搭載端末を所持する時代。そんな時代に逆行する様に、どこにでもいるガサツな女子高生・衣子はアナログな生活を送っていた。衣子は機械音痴と言うか、もはや神懸った機械破壊体質と表現すべき業を背負っていたのだ。衣子と関わった機械類は死滅する。それが世界の理として定着していた。デジタルに生きようにも、神物が総出でそれを邪魔するのである。もうしゃーない、ってことで、衣子は今日もアナログなりに青春を謳歌していた。そんなある日、彼女の前に現れたのは、国家機密レベルの最新技術によって生み出された至高のアンドロイド少年。衣子の父が彼女のために用意した、最強タフボディな人工知能搭載端末。「俺は絶対に壊れない。君の物で在り続ける。約束しよう。宣誓書を書いても良い」「……保証書は無いの?」「……壊れないと言っているだろう」果たして、アンドロイド少年は無事に約束を完遂できるのか。それとも衣子の武勇伝の一ページとなってしまうのか。SFの皮を被ろうとしている物理完全無視系単純娯楽コメディ。