内紛で荒廃した国。少年は神の木像を持つ少女と出会う。少女の夜の薪の為に、神の木像を燃やそうとしていた。少年は止めようとするが、少女は良き人が殺されるこの酷い世界で、どこに神様がいるのか? と問いかけられ、少年は何も言い返せなかった。そこへ、空爆が起き、少年は……
初めましての次は初めましてかもしれないし、別れはそう劇的なものにならない。ネットゲームの出会いと別れって、そんな感じ。**ネットゲームに不慣れな方向けに、一部用語の解説等が入っています。が、ゲームによっては異なる場合もありますので、全てのゲームには当てはまらない可能性があります。と先に述べておきます。大体こんな感じ、程度に見ていただけると。
―――つまらぬ、身の上話をします。僕がまだ、日本の奥地にある、とある村に住んでいた時の話です。そのころ僕は10もゆかぬ歳で、世の中の事は右も左も分かりませんでした。なっていったって、人は死んでも、願えば生き返ると信じていたくらいです。とにかく僕は無知で罪深い、今思えば空恐ろしい子供でした。そんな僕でもただ一つ真実として知っていたことがありました。それは村のみんなが口癖のように言っていたこと。「教主様は世界で一番偉い御方」だという真実。教主様は当時の僕よりも少し年上の、村で一等美しい少年でした。とびきり白い肌と、絹のような御髪と、澄み切った瞳とをお持ちで、その儚げな美しさと言ったら、見る者の呼吸を奪うほどです。教主様のその涼やかな双眸に見つめられたなら。その凛とした声で話しかけられたのなら。どんな者でも、たちまち教主様の虜になりました。無論、僕もです。そのような美しい教主様が、ある1つの出会いをし、その出会いが教主様の人生をすっかり狂わせ、ひいては僕の運命をも丸っきり変えてしまいました。その話を今から致しましょう。少し、長くなるかもしれません。
【完結しましたっ!】高校2年生の三崎凪砂は、見知らぬ友人たちと砂浜で遊ぶ夢を何度も見ていた。そんなある日、なんとなく眺めていたテレビの旅番組に、その夢に出てきた景色が映る。だが、凪砂はその地域へ行ったことがない。一方、既視感(デジャビュ)で片付けるにはどうしても納得できない。そこで胸のモヤモヤを取り払うため、彼はその町へと旅に出ることにした。果たして旅先で彼を待ち受けているものとは?そして夢の真相とは?――ちょっぴり切ない、出会いと別れの物語。 ※全話書き下ろし新作です。そのため、状況によっては更新頻度が変わる場合があります。また、パソコンでの閲覧を想定した作りになっています。