異世界に行った時の正しい魂の使い方 -桜に誓う約束-
魂が具現化した物を『人具』と呼ぶ世界へ飛んだ赤石。自分の人具はまさかの『赤い石』。そして、人の魂を引き抜き『仮面』に変える力を持った不思議な青年・飛騨零璽との出会いと輪廻の物語。※アルファポリスで書いていたものをストリエ版に改定しています。今後、ストリエ中心に展開していくことにしました。
ふんわりと書きたかった。話を繋げる気なんて無い。与えられたのは永遠だけという話。
「もうすぐ、この帝都を、とてつもない嵐が襲うわ」時は大正時代。文明に彩られ、人々が未来への希望を抱く一方、帝都の暗がりには陰鬱な雰囲気が蔓延していた。カフェーの給仕・千夜は、親友の令嬢・芙美子の不審な行動に気を揉んでいる。背後にちらつくのは、怪しげな秘密結社の影。そこである夜、芙美子を追跡すると――。
昼はギャンブラー、夜はカイロプラクティック整体師の顔を持つ小暮忍とそれに翻弄されるがけっぷち就活生織原経華が織り成す異色医療ドラマ小説。打倒、ブラックジャック!!〈カイロプラクティックとは…〉徒手によって背骨と骨盤の歪みを整える治療法。〔広義では、薬物や手術による方法を覗く体操・食餌・物理療法を含む治療法を指す〕なお本作は2014年にサイト“小説家になろう”で、はしも時計名義で公開した『猫背の整体師』をストリエ化した作品となっています。
ストリエに掲載している自作の裏話とかメモとかそう言うの。安心の娘印。
全4話、完結まで毎日更新。絶海の孤島、鬼ヶ島。鬼たちと唯一交易を許されている桃太郎は、まだうら若い乙女だ。鬼ヶ島の族長の息子、標(しるべ)は、桃太郎との間の芽生えた恋に悩んでいた。こんな桃太郎伝説、いかがでしょう。
それはいくつもの太陽と月がまたたき、いくつもの不変の世界がちりばめられたいびつな世界。太陽と月がひとつずつしかなく、時間と共に変わりゆく「あなた達」の世界「変動世界」に対して、「不変世界」と呼ばれる場所。そこには、「笑顔」を対価にどんな頼みも聞き入れる、奇妙で不思議な戯ける道化がおりました。これは、彼を巡る物語。笑わない少女と、何でも知っている女と、喧嘩に溺れる若者と、優しくないヒーローと……「かみさま」に「ほんの少しだけ特別な才能」を与えられた不思議なひとびとと。彼らを巻き込み、彼らが織り成す物語。どれだけ残酷な結末が待とうとも、どれだけ悲しい先が見えようとも、繰り広げるはいつでも喜劇。それでも仮面の道化は笑えない。