吸血鬼と狼と人間と、その他諸々の物語。コメディとシリアスを半々程度でお送りします。人外愛と人間への憎悪と、彼らへの偏愛と諦めを添えて。
冴えないSEだった真庭啓太は、トラックにひかれて異世界に転生することになってしまう。転生後について何か希望はあるかと聞かれて、「猫に好かれれば他には何もいらないです」と答えたのだが、転生後の世界の猫はなにか違っていた。二本足で直立してるし、人間の言葉をしゃべるし、ネズミを捕るのに魔法をぶっ放す?この世界の猫もこれはこれでいいんだけれど、俺は普通の猫に好かれたいんじゃー! というわけで、猫を探す旅に出ようと決意するのだった。
ウォルヴァンシアの王兄姫~深緑の王宮医師と小さな姫君~
エリュセードという世界にある王国、ウォルヴァンシア。狼と人の姿、自由に変化出来る二つの姿を持つ住人達。その国の王宮で働く双子の王宮医師、ルイヴェルとセレスフィーナ。彼らは、異世界で暮らしている小さな姫君が自分達の許に戻ってくる日が楽しみのひとつ。休日ごとに戻ってくる王兄の娘、ユキ。可愛らしい幼子との、在りし日々の……、宝箱の出来事を綴った物語。
テスト投稿を兼ねて。……何故こんなダークなことに。