レディアヴェール王国の王都。その賑わいのある都の中に、東方出身者の男、『鷹邏』が開いている茶屋があった。王都の中でも異色の和風茶屋店に憧れ、三年間店員として働いている少女が一人。彼女の名は、『リフィー』。貴族の娘でありながら、苦労の多い令嬢だ。茶屋の主人である鷹邏にとっては、可愛い雛鳥(従業員)の一人だが、ある日、リフィーはとんでもない事を言い出した。『私、今日を限りに、このお店を辞めさせて頂きます!!』好きな男と結婚する事になったと言うリフィーだったが、彼女の家の事情を知る鷹邏が素直にそれを受け入れるはずもない。望まぬ結婚に進むリフィーと、可愛い雛鳥(従業員)を救う為に奮闘し始める鷹邏。茶屋の主人と貴族の娘が繰り広げるラブコメディー、ここに開幕!!
『薬師な駄目駄目お師匠様と奮闘少女のトラブル記録』https://storie.jp/creator/story/11285――の、番外編ストーリーを綴るページです。各キャラクターの過去編や、本編では明かされなかったネタバレなどなど。また、撫子とフェインリーヴの両想い後を綴ってまいります。よろしければ、そんな彼らの日常を覗いていってやって下さると幸いに思います。(*´ω`*)
レディアヴェール王国の地にて、薬師(薬学術師)『フェインリーヴ』の許で、見習いとして暮らし始めた少女、『撫子』。一部の者を除き、彼女は遥か東方の地よりの住人だと思われているが……。しかし、このお師匠様になった青年が、また撫子の頭痛の種になるような人物で……。撫子「お師匠様!! 薬草の栽培にばっかり熱中してないで、 部屋を片付けてください!! 部屋を!!」フェインリーヴ「弟子、人には優先事項というものがある……。 それすなわち、俺にとっては、――薬草学の事である! というわけで、邪魔をしてくれるな……」撫子「お師匠様ぁああああああ!!(怒)」薬草学以外、きっとこの人は駄目人間だ!!そんなお師匠様に苦労させられる、苦労性の女の子の試練と日常のお話。