日本の財閥界のトップである、花見財閥。その跡取りである花見亮は、人嫌いのわがまま御曹司だった。そんな彼を変えるためにやってきたのは、新人の使用人、琴だった。最初は琴の事を煩わしく思っていた亮だが、正面からぶつかってくる素直な琴の姿に、段々と心を開いていくようになる。
そして琴もまた、亮が横暴な人になってしまった理由を知る。それは、幼いころからの親友の裏切りだった。そのせいで、亮は誰かを信頼することができなくなってしまっていたのだ。そして、一定の距離を保って人と接するようになってしまった。人と親密になることは、裏切られることと紙一重なのだから、と。だが、琴の言葉に心動かされた亮は、もう一度人と関わる努力をしていこうと決心をする。
そしてその半年後、突然やってきたのは、以前裏切られた親友だった。彼は何をしにやって来たのか?彼が語る真実とは・・・?そして亮は、立派な跡取りになれるのだろうか・・・?
「ありがとう」の言葉をテーマにした、ちょっぴりファンタジーな心温まる物語。
書く事大好きです。
お時間あれば、ぜひ読んでください。
平和な惑星ウグディア。一国の王子ハルトは、決められし結婚と、王への道に不服だった。ハルトは自由を求め、隣の国へ遊びに行くために、こっそり覚えた魔法を使ってぽっちゃりとした別人に変身する。そんな彼が出会ったのは、お坊さんを目指す少女ヒマリ。ハルトは理想的な雰囲気のヒマリに一目惚れし、日々アプローチするが、彼女は一向に気付く気配がない……。一方ハルトの婚約者である姫は、世話係の女性と恋仲のようで……?