アイドルとして活動する、双子の私達。その忙しい日常が、前世の記憶がよみがえったことで一変し……ん? した、のかな?
光と闇の、狭間にある世界。ただよう私が、誘う調べ。
とある街の、とある書店。記憶にあるのは、本との出会いだけではなかった。
子供の頃からわたしの憧れだった、幼なじみの理愛(りあ)ちゃん。なんでも話し合えた親友は、でも、知らないうちに誰か知らない人を気にし始めていたみたいで……。
桜舞い散る新たな季節に、俺は、魅入られた人に声をかけられた。「眼鏡、かけよう」 ――だけれど、その人の言っている意味が、よくわからなかったわけです。
私は親しい知人の瞳に、魅入られている。でもその知人は、私のふとした皮肉に、大切な誰かの存在をほのめかして……。※Pixiv様に投稿した作品をリメイクしたものとなります。
神代 鈴音は、繰り返し夢を見る。平穏な日常が壊れ、大切な人々を傷つけ、全てを破壊していく……悪夢とも言える夢を。その夢を嫌悪しながら、けれど鈴音の心の片隅は、違う言葉をささやいていた。――目覚めてしまったことが、すでに過ちだったのではないだろうか、と。