【※桜希テオが挿絵・背景・マンガなどのイラストを描いています】 城塞都市ディープスにある遺跡。その地下には人ならざる魔物と呼ばれる謎の存在が蠢いていた。この地下迷宮に挑む者達は冒険者と呼ばれ、五十年もの間、その謎を解けないでいた。――自然を愛する村シーベルトに住むハル=ビエントは、祖父のゴッツ爺と鍛冶仕事をしていた。そこに現れた来訪者エノクから、外の世界の話を聞くハル。様々な理由を抱き、ハルは城塞都市ディープスを目指す事に。ハルと助け合う仲間達の織り成すストーリーを楽しんで下さい。
とある街の、とある書店。記憶にあるのは、本との出会いだけではなかった。
神代 鈴音は、繰り返し夢を見る。平穏な日常が壊れ、大切な人々を傷つけ、全てを破壊していく……悪夢とも言える夢を。その夢を嫌悪しながら、けれど鈴音の心の片隅は、違う言葉をささやいていた。――目覚めてしまったことが、すでに過ちだったのではないだろうか、と。
リンは今日も闇を歩く。スーさんと呼ばれる光とともに、『永遠の光』を探し求めて。