日常に起きた『圧倒的異変』それぞれの視点で起きる、数珠つなぎの物語。全てが関係あるのか?それとも関係ないのか……ただ一つ変わらないのは、そこにある『銀色の……』何か。
松浪 綱吉(まつなみ つなよし)17才。通称”ツナ”自分が他の連中と違うところと言えば ――恋愛の対象が同性だって事だけ。それ以外はそこいらにいる高校生男子とほとんど変わらないし。この先、程々の大学へ進学してごく普通に卒業し、程々の会社に就職して、ありきたりな人生を歩んで行くもんだとばかり思っていた。この物語は、幾多の困難にもメゲず、祖父の意思を継いで、総構成員数約1万5千人の頂点に立つ事になった青年の愛と苦悩と成長の記録である……なんちゃって。