ミニ四駆を題材に取った短編ライトノベルのSTORIE版です。コミックマーケット87(2014年冬コミ)にて初頒布した、短編集『タンザクつづり-白水短編小説集-』に収録されていた短編作品「スタートライン -ファイナルラップ! スピンオフ-」をSTORIE仕様にしたものとなります。コミックマーケット86にて完結し、既刊として紙本ならびに電子書籍として頒布しております、ミニ四駆ライトノベル『ファイナルラップ!』のスピンオフ作品ですが、本編を読まずともお楽しみいただけます。本編の『ファイナルラップ!』に名前だけが登場してセリフがなかった、小崎と山崎というモブキャラ選手(失礼)を主人公にした作品で、本編の『ファイナルラップ!』よりもややコミカルタッチの作風となっています。
突然ネット上の掲示板に現れ、南辻高校の生徒からの悩みを「きまぐれに」解決すると言い出した「ルビーウィッチ」。「楽しいことをして」という書き込みに対し、ルビーウィッチは科学室にカバーガラスとプレパラートをぶちまけ、「綺麗にしてみた」といい放った。その掃除は誰がやると思っている!そう叫ぶのは、の生徒会役員の「名物雑務」椿忍(つばき しのぶ)。彼は、科学室を掃除しながら、こんな面倒なことをさせたルビーウィッチを絶対に許さない、必ず捕まえると心に誓うのだった。「もてもて会長(自称)」、「おっとり副会長」、「金にしか興味がない会計」、「元気元気! な書記」の五人とともに、忍はルビーウィッチを見つけ出すことができるのか。そして、ルビーウィッチの、真の目的とは。不定期連載中。まったりぺーすですが、必ず完結はいたします!