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お題deストリエ参加作品 by橋本ピッツァ

“お題deストリエ”参加用の読み切り作品。読み切り短編です。ナツいです。

2018.06.30 完結 (1)
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海沿いの町

 池谷亮太は十八歳まで広島県で生まれ育ち、今年から東京の大学に進学した。夏休みになって帰省し、地元の友達の折坂達也の家を訪ね、そこで達也の姉、千鶴と再会する。亮太は千鶴が何をしているか知らなかったが、母親から千鶴がお見合いをすることを知らされる。帰宅する途中、そのことを考えながら千鶴と初めて出会った日のことを回想する。それは亮太が八歳の頃のこと。近所で夏祭りがあったが、亮太は両親とはぐれて迷子になっていた。不安になりながら歩いていると、その場で偶然出会った千鶴に助けられ、林檎飴を買ってもらったり二人で水面を見つめると愛が実るという伝説の池を見たりした後、迷子センターに案内してもらったのだ。それが二人の初めての出会いだった。それから数日後、亮太は達也からテレビゲームをやろうと誘われ、初めて訪れた折坂家で思いがけず千鶴と再会する。その日のうちにすっかり折坂姉弟と意気投合した亮太は千鶴のことも姉のように慕うようになり、それ以来十年に及ぶ家族ぐるみの付き合いが始まった。亮太は千鶴がお見合いをすることを思うと複雑な心境になるが、明日から夏祭りが始まると知って決心し、千鶴を夏祭りに誘い出す。亮太は十年前の出会いをなぞらえるように思い出の場所を二人で巡った後、自分の気持ちに一区切り付けるために伝説の池の前で千鶴に告白するが、遠距離恋愛になるから自分の気持ちは実らなくてもいいと言ったため、千鶴も答えずに二人の関係は昔のまま変わらずにいる。その翌日、今度は千鶴の方がお見合いを控える身でありながら亮太をデートに誘って亮太を驚かせる。当日を迎えると、千鶴はデートをしているとは思えない子供のような奔放なキャラクターを存分に発揮して亮太を翻弄する。そして一通り満喫した後、千鶴も本当は亮太のことが好きで今日は最後に思い出を作りたかったと打ち明けるが、亮太はその想いを受け容れることをためらう。明後日、亮太が波止場で海を眺めていると、お見合いを終えたばかりの千鶴がふらりと現れ、潮風に吹かれながら二人で素直な気持ちを語り合う。そこで千鶴はお見合いの件を見送り、亮太との恋を選びたいと言い出す。そして、やっと通じ合えた二人の恋が始まるのだった。

2018.06.24 完結 (5)
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ゴロニャン語講座

口が八の字のネコ「ゴロニャン」ネコの言葉を理解していざ世界へ・・・

2016.07.15 連載中 (10)
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