ラスヴェリート王国に住まう、アルパーノ公爵令嬢リデリア。彼女は、幼い頃からずっと、ずっと……、ある面倒で重要な悩みを抱えていた。一日にランダムで訪れる急激な睡魔。誘われる不思議な夢の中。そこには……、クソ面倒な美形男が必ずいて。※かなり性格に問題ありの、ス○ーカー仕様の男性キャラが出てきます。※ほぼギャグテイストです。※これは短編です。
別れは必然的に、されど突然にやってくるもの。大抵の人々は、その運命を受け入れ、前に進み、自らの成長の糧とする。しかしながら、受け入れられずに悲しみの渦へと沈む人々がいるのも、また然り。月は恋人達の世を見つめ、悲しみに伏せる者の涙を照らしてきた。今宵、悲しみの渦中の人々が見る幻想は、自らの救いの想像か、他者からの希望の光かはたまた、月の光が見せた幻影なのか。
気づいたら洋館に監禁(?)というありがちストーリーに、ちょいちょいっと個性的なキャラクターと、ミステリーサスペンスを加えた作品です。常識人?そんな人いませんよ。コメディタグ付けてますが、内容は明るいだけではないのでご注意を。