今、飛ぶ鳥を落とす勢いでスター街道爆進中のカリスマモデル・神宮寺ミオと主人公・小鳥遊 洵(たかなし まこと)は、ごく短期間であったが同じ養護施設で育った幼なじみだ。そんなミオは時々ぷいっと姿を暗まし、何日も行方知れずになる事がある。ミオ、曰く ―― 何とかのいぬ間に命の洗濯、だそうだが……事務所の社長さん自ら”ミオの身代わりでカメラの前に立ってくれ”と言われた時は、流石の洵もどうなる事か?と、かなり肝を冷やしたものだが。人間、なにごとも慣れというのは恐ろしいもので……。
そう遠くはないかもしれない未来の末路。短編集。※次回5月12日12:00新話追加
≪能力庁≫によって定められた「能力基準」を突破した『超能力者』と、突破できなかった『無能力者』が存在する世界。あらゆる特権を持つ『超能力者』となにもかもが格下だと虐げられる『無能力者』。しかし、そんな『無能力者』の救世主的な民間企業が存在した。