ファンタジーや乙女ゲーム風イラストを描いています。
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歌川織姫は二次元オタク。同じ二次元オタク友達と楽しい学校生活を送っていた。 そんな彼女には二、五次元で唯一推しているアイドル・音無緑(りょく)が居る。偶々彼が声優を務め、アニメとキャラソンの演技や情熱的な歌声で惚れたのだが、どうしてか彼の声には懐かしい物を感じていた。しかし二次元オタクとアイドルオタクは相容れない者だと思っていた織姫は彼について誰にも話せないで居た。 そんな中で高校二年に進級した織姫は音無緑(みどり)と同じクラスになる。 始業式から遅刻してきた彼はアイドル緑と瓜二つで織姫は思わず息を呑むが……いきなり遅刻して来たと言うのにそれを否定的に捉えられず、多くの友人達に囲まれている緑の様子を見て『陰キャラ』の自分と対局である『陽キャラ』と判断し、後ろの席になりながらも避けて通りたいと感じる。また緑との態度の違いからも全くの別人で『双子の弟』だという自己紹介を信じ切っていた。しかしその日の夜、忘れ物を取りに教室へ行くとアイドル衣装の音無緑の姿があった。態度もそのままクラスメイトの緑の物で、織姫はクラスメイトの緑=アイドルの緑だと勘付いてしまう。すると緑の態度が豹変し、クラスメイトの緑の姿もアイドルの緑の姿も演技だと告げる。更に緑が「俺の下僕にしてやる」「『王子様』アイドル緑のファンで居たいのなら、当然拒否権は無し」ととんでもない発言をした事から織姫は結果的に関わるようになるのだが……。 二次元オタク×猫被りトップアイドルの学園ラブコメディ。