今、飛ぶ鳥を落とす勢いでスター街道爆進中のカリスマモデル・神宮寺ミオと主人公・小鳥遊 洵(たかなし まこと)は、ごく短期間であったが同じ養護施設で育った幼なじみだ。そんなミオは時々ぷいっと姿を暗まし、何日も行方知れずになる事がある。ミオ、曰く ―― 何とかのいぬ間に命の洗濯、だそうだが……事務所の社長さん自ら”ミオの身代わりでカメラの前に立ってくれ”と言われた時は、流石の洵もどうなる事か?と、かなり肝を冷やしたものだが。人間、なにごとも慣れというのは恐ろしいもので……。
【サカサマ小説第二弾】クリスマス。何かと世間が騒がしい一日で、私は一人部屋の中。暖かい部屋と世界を繋ぐ小さな箱から流れてくるメッセージは?視点を変えれば世界が変わる。※サカサマ小説とは?前からでも後ろからでも読める小説。ただし回文とは違い、文字単位ではなく段落単位でサカサマにして読んでください。(例)あいうえおかきくけこさしすせそという三段落からなる文章があった場合、「オモテヨミ」ではそのままあいうえおかきくけこさしすせその順番で読み、「サカサヨミ」では逆にしてさしすせそかきくけこあいうえおの順番で読んだものが書かれています。ちょっと不思議な小説をお楽しみください。
とある海賊船に突如あらわれた少女には記憶がなかった。次の島までのかかわりのはずだったのだが・・・・・。