壁掛け鏡

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時生クンが心配ですっっ

《24h×365日、働く男》と異名をとる新進気鋭の青年実業家、冴島時生(さえじま ときお)。でも、じつは、それには色々と事情があって・・・

2020.06.18 連載中 (55)
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転生の望み

※本作品にはイジメ、死にたがりの描写が含まれます中学三年の遠山優咲。幼い頃に事故に遭った彼女は顔に傷を負い、それを隠しながら生活をしている一見無口で大人しい少女。しかし彼女はどこにも居場所を見出せず死にたがっている少女だった。家では朝起きる前に仕事に行って夜寝た後に帰宅する母子家庭故の母の多忙を想って『居なくなれば苦労をかけないで済むのでは』という考えに悩まされ、近所の人には両親の離婚について悪く言われ続け、学校では見た目から幽霊と言われコミュニケーション能力の低さで溶け込めずに虐められる・・・そんな生活から逃げたいが故の想いだった。 そんなある日の朝のHRで高校受験の面接に備え質問項目が書かれた紙を配られる。高校受験を考えて居ない優咲はそこまで興味を惹かれなかったが、たった一つ『生まれ変わったら何になりたいか』という項目だけは目についた。そして優咲は震える手で『自分以外になりたい』と記述するが、その事が頭を離れなくなる。 その影響でぼんやりとした気持ちで帰路に就いた優咲は『危ない!』という叫び声に我に返った事で車と衝突しそうになっていた事に気付きどうにか事故を免れる。 恐怖に震える優咲を心配するような声が聞こえ、追うとそこには十代後半の男性の姿があり、何故か話し相手を頼まれる事に。その言動に不信さを覚えながらも優咲は彼と関わっていく事に。 そして優咲は彼が転生したくないが為にこの世に留まっている幽霊で普通は視えない存在なのだと教えられる。更に『何か悩みがあって死のうとしている』という図星を突かれ、悩みを相談して欲しいと告げられて・・・・・・。 これは死んで転生したいと願う少女と転生したくないと望む幽霊の不思議な縁と愛の物語。

2019.03.14 連載中 (9)
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ある御伽噺達の物語

 グリム兄弟の収集したグリム童話。それをモチーフとした物語が、その世界では展開されている。グリム兄弟である二人は、ただただ童話を傍観するのみだった。 日常を求めるは弟のヴィルヘルム。舞台を望むは兄のヤーコプ。 そんな世界で、終われぬ滅びの運命を背負った一匹の狼が、終わりを求めて童話を放棄する。彼の未来は、終わりか、永遠か、それとも……。若干のグロテスク・残虐表現があります。

2018.04.20 完結 (25)
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