リンは壁の文字を確認する。
全く何が書かれているか分からない。現代の文字ではないからしょうがないだろう。
優も続いて何もない事を確認した。そのまま松明をチェックしたがやはり何もない。そしてこの遺跡の調査をリンに任せて、部屋を後にした。
リンは更に石の柱を調査し始める。
ところどころ崩れているが、部屋を支えるには充分な頑丈さだ。特に変わったところはない。
そしてやはり気になる黒い棺だ。
「開けてみよう」と心に決めたリンだったが、開ける術が見つけられない。でも金の装飾の一部分が動くことに気付いた。非常に細かい部分だが何か関係あるだろうか。