掲示板にあった重要な情報。それに河岡が詳細を教えてくれた神秘のネックレス。その神秘の力とやらを信じてみようかと、リンは右手の中の神秘のネックレスを握りしめ精神を集中した。

 神秘のネックレスは圧倒的な光量を放ち、リンの視界を奪った。

 そして視覚が戻る前に、リンは右手の中の神秘のネックレスの重量を感じない事に気付いた。

 ●神秘のネックレスを失った。

◇機能解放
調査済み箇所非表示

調査後に追加で調査をした場合
調べ切った箇所については
調査対象から表示が消える。

アイテム・センス所持等で
隠し要素がある場合
非表示にならない。

室内調査で
隠し要素がある場合
表示されるようになった。

「……さすがにこれは調べてみるか」
 
 アスカはそう呟き、圧倒的に怪しい、邪気を帯び浮遊する遺物を確認した。

邪気を帯び浮遊する遺物

オリジナル薬品。
調合可能な薬品の中で
最も難易度が高い。
ハッキリ言って
まぐれでしか作れない。
蓋を開ける事は出来ず
これを所持して
脱出出来れば……
所持者がアクション
する度に小うるさく
どこからか
声が聞こえてくる。

 やはりさきほど聞こえた声のようなものは、この薬品(?)のせいだったらしい。

チッ、気付かれたか。
しゃーねぇ。
なんにせよ
早く脱出してくれよ。

「やっぱりこいつか……」

 アスカは小姑のように五月蠅そうな声の主に向け、顔を歪ませて意思表示した。

◇機能解放
微ヒント機能

所持者がアクション時
(一話中、最低でも一回)
所持者に関わる
微ヒントをうざい感じで
語りかけてくる。

取得者は
コメント欄にて一度だけ
命名することが出来る。

 その時、優とリンが階段室に入ってきた。

 ヤマノは優が手にしていた赤き蝋燭を見て、調査させてもらうことにした。

赤き蝋燭

真っ赤に染まった蝋燭だ。
火は点いていない。
現在持ち運び可能な火器はない。
暖炉などで火を点けても
移動中に消えてしまうだろう。
特定の場所で火を点けたいなら
どこかで火器を見付ける
必要があるかもしれない。

 赤き蝋燭の調査が終わると、アスカがヤマノに話し掛けてきた。

「なんか出来ちゃったんですけど、この金粉使いません?」

 ヤマノはなんだかキラキラで綺麗な粉に目を輝かせ、何となく蝋燭に使った。

「って、蝋燭にどうやって粉を使うの?」

 優の鋭い突っ込みに、ヤマノは両肩をすくめておどけてみせてから――

っと、金粉を一気に喉に流し込んだ。



「どうだ?」

 竜喜がヤマノに一声掛ける。
 ヤマノは水分もなしに粉を飲むのは堪えると手振りで表現してみせたが、顔色はよさそうだから問題だいだろう。

 ■運命値+3
  さらに、センス・強運で+1
 ●金粉を失った。


「竜喜さんも飲みたそうな顔してますね。銀粉でよろしければどうぞ」

「体に害とか……まぁ、アスカさんも、さすがに何だかわからないものを人に飲ませようとはしないよね!」

「お!? 顔色良くなったのでは?」

 面々がそんな反応を見せる。竜喜は確かに身体に力が湧いてくるのを感じた。

 次回アクション+2回
 ●銀粉を失った。


 更にリンがアスカに物欲しそうな視線を送った。

「青いカプセルくれないか。飲んでみたいんだが」

 アスカは手に持つ青いカプセルを喜んで渡した。

「どうだ」

 リンは身体に異変がないから、どう反応すればいいか分からなかった。

 ■運命値+3
 ●青いカプセルを失った。



 そうして色々飲み終わった後、階段下の暗闇をますは優が調べることにした。

 暗闇に近付く優の心音は高鳴っていた。暗闇とは本能的に危険を感じるもの。緊張感が増すのは自然と言えるものだった。ゆっくりと足を進めると段々と目が暗闇に慣れてきた。

 !?

 地下へ向かう階段だ。

 ⇒ 螺旋階段に移動可能になった。



 その後、竜喜とアスカもその周辺を探したが特に何もなかった。



 そうしてる間に河岡も合流した。

 河岡はアスカの持つ薬品を得意の知識を持って調べ始めた。どうやら「死んでもいいから調べさせろ!」とやる気が漲っているようだ。

ピンクアンプル

危険性のある薬品だ。
多分に行動的になれる
効果も秘めている。
一部の才能ある者は
その素性が判明
してしまうかも。

水っぽい水

危険性のある薬品だ。
多分に行動的になれる
効果も秘めている。
一部の才能ある者は
その素性が判明
してしまうかも。

臭い錠剤

効き目の薄い薬品。
僅かに行動的になれる
効果も秘めている。

 徹底的にアイテムと薬品を調べる河岡は、実にじっくりとした仕事をこなし、皆からの信頼を得ていた。右も左も謎だらけのこの館で、少しでも詳細な情報は命を救う事に繋がるだろう。



 礼を言ったアスカは、階段の装飾を調べる。
 美しい装飾だ。この館は全体的に豪華な造りだが、特にこの装飾は美しい。だがそれだけだ。

 ■運命値+1

誰も上への階段探しに
いかねーの?
まじ?
いいのか?
出口かもしんねーぞ。
おい、いこーぜ。
多分なんかあるって、
知らねーけど。

 アスカは取り敢えず聞き流す事にした。



 竜喜は踊り場に上がっていた。
 とても高い窓の外を見た。この館がどこにあるかの手掛かりを得れるかもしれないからだ。だが、ほぼ外側は見えなかった。うっすらと離れた場所に塔のようなものが僅かに見えた。



 優とリンは情報交換をしながら、他愛ない話で雑談してリラックスした。特に優は満足のようだ。

 リン
 ■運命値+1
 優
 ■運命値+2

 ドウサンはあと二度ほどサイコロを振ってこの暖炉のある部屋を出ようと決めた。

 ■運命値-1

 ■運命値+1

 ドウサンは誰もいない書庫に来た。掲示板を確認する為だ。

オリジナル薬品は
数種類あるらしい
だが
1種類1つしか
作れないようだ

どこかに
ナビゲーターが
いるらしい

 ■運命値-4

1回移動と
3回アクション可能

【各部屋でのアクション】
室内調査  :部屋全体を調査
スポット調査:特定の場所を指定して調査
アイテム調査:アイテムを調査
アイテム使用:対象を指定してアイテム使用
センス使用 :特定の対象を選択しセンス使用
手番スキップ:任意の回数手番をスキップ

【マップ】どの部屋からでも移動可能
暖炉のある部屋
 寝室
 調合室
 書庫
 食堂     ◎完全調査済み
  酒樽倉庫  ◎完全調査済み
 教会
 階段室
  螺旋階段

【スポット調査】
調合室
 ・薬品調合(液体・粉末各一つ選択)
   液体
    ・透明な液体
    ・煙が上がる液体
    ・壺に入った粘液性液体
   粉末
    ・ザラザラする粉
    ・刺激臭のする粉
    ・真っ黒で光る粉

暖炉のある部屋
 ☆室内調査
 ・丸テーブルのサイコロ

寝室
 ・木枠の鏡

書庫
 ・適当に手に取ってみる
 ・掲示板

教会
 ・ステンドグラス

階段室
 ・上階への階段
 ・踊り場
 ・階段の装飾

竜喜
▼センス  夜目 洞察力
●アイテム 赤いカプセル 青いカプセル
■運命値  8
 ※銀粉の効果でアクション+2

アスカ
▼センス  薬学
●アイテム 黄の錠剤 臭い錠剤
      白い粉末 黒い粉末
      水っぽい水 ピンクアンプル
      邪気を帯び浮遊する遺物
■運命値  2


▼センス  器用な指先
●アイテム 赤いカプセル 赤き蝋燭
      黒の書
■運命値  5

ドウサン
▼センス  才能識別
●アイテム 怪しい粉 緑の錠剤 水の錠剤
■運命値  0

ヤマノ
▼センス  トラブルメーカー 強運
●アイテム カード・スペード
■運命値  7

リン
▼センス  夜目
●アイテム 
■運命値  7

河岡
▼センス  薬学 アイテム詳細識別
●アイテム 青い指輪のネックレス
■運命値  2

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