――アイヅガルド城門前。

城門には既に何名かの兵士が集まっていた。



その中に、

明らかに一人だけ目立つ金髪の青年が

レジーナと視線を合わせた。

レジーナ

いつもにも増して
精悍な面構えだ。
よろしく頼むぞガンツ。

ガンツ

レジ―ナ姫。
貴女の指揮なら
どこへでも先陣きらせて
もらいますよ。

レジーナ

頼もしいではないか。
期待しているぞ。

ギュダ

これしきの兵数ですか。
たった10名程度。
話になりませぬ。

ガンツが率いる兵士達を確認し、

ギュダは厭きれた感情を隠そうともせず

はっきりと口にした。

ガンツ

これはこれは勇将ギュダ殿。
兵士の数だけで戦力を計るとは
相変わらずのお手前。
怖気づいたならこの城で
茶でも楽しんでいてください。

ギュダ

調子に乗るなよ、厄介者が。
貴様こそ国から追い出された
自分の立場が
分かっていないとみえるな。

ガンツ

俺は、
「万の軍勢に匹敵するのは
貴公しかいない」
と、言われてここに居るんだ。
それが全てを物語っているだろう。

ギュダ

それが口車に乗せられて
追い出された証拠ではないか。
愚か者め。

ガンツ

そうなのか?
なら調度良い。
この狭っ苦しい城にも
飽き飽きしていたところだ。
レジーナ姫の元で
存分に暴れさせてもらうぞ。

レジーナ

はっはっは。
仲の良い奴等だ。
挨拶は終わったか。
ではそろそろ進軍するか。

ギュダ

何処へ向かわれるおつもりですか?

レジーナ

それは敵の居る所に
決まっておる。

ギュダ

それは何処ですか?
そもそも敵とは
誰なのですか?

レジーナ

細かい事を聞くやつだな。

ガンツ

細かい男はモテないぞ。

ギュダ

細かくないもないし
モテなくもない!

レジーナ

分かった分かった。
吠えるなギュダ。
まったく冗談の通じぬやつだ。
それでは一番近くの村にでも
足を延ばすか。

ギュダ

承知致しました。
それではまずチナ村に
向かうとしましょう。

祖国から付いてきた10名の歩兵と

アイヅガルドで借りた歩兵10名。

僅か20名の兵士で旅立つレジーナは、

悠然とアイヅガルドの城門を出て行った。

街道を進むレジーナ達。



馬上から望む光景は、

空気が澄んでいることもあり

遥か遠くまで視野を伸ばしている。

東の方から通り抜ける風は

鎧の隙間に滑り込んで涼やかな心地だ。

ギュダ

姫。前方から約40騎の砂塵。
何者かは分かりかねますが、
どうされますか?

それを聞きガンツが目を細め、

砂塵を確認した。

ガンツ

へぇ~、
そんな事も分かるのか?

ギュダ

当然だ。
将たるもの万全の準備をして
全てに備えるものだ。

ガンツ

流石、細かい男だ。

ガンツの言葉を黙殺したギュダは、

レジーナの言葉を待った。

レジーナ

このまま進む以外に
何かあるのか?

ギュダ

敵勢力であれば、
林などに身を潜め
やり過ごす方が
得策かもしれません。

レジーナ

それでは何も分からん。
このまま進むぞ。

ギュダ

はっ。
くれぐれも軽率な行為は
ご遠慮願います。

前方の騎兵は

ギュダの目測通りに40騎だった。



斥候兵らしく、東に位置する

大陸一の軍国・ナバールの鎧を着用していた。



ギュダの顔が僅かに曇る。

やはり、

祖国イシュトベルトを陥落させたのは

ナバールが関与しているのではないかと

頭に過ったからだ。

斥候隊長

待たれよ。

馬を走らせてきた斥候兵の隊は、

すれ違いざまに減速し、声を掛けてきた。

ギュダ

何か御用でございましょうか?

斥候隊長

この先はアイヅガルド。
そこから出立する
お前達は何者だ。

ギュダ

地方に派遣される
アイヅガルドの兵です。
あなた方はナバールの
使者でございますか?

斥候隊長

我々の事はよい!
質問された事だけに答えろ!

威圧的な態度を取るその斥候兵の隊長は

鉄兜の奥から更に言葉を発してきた。

斥候隊長

おそらくは知れておろうが
イシュトベルトは
我がナバールのものとなった。
こちらに逃げおおせた
レジエレナ王女を探しておる。

ギュダ

存じ上げませぬ。
我々は任務で辺境に
旅立つだけです。

斥候隊長

隠し立てすると
お前達、アイヅガルドも
一飲みにしてしまうぞ!
誠に知らぬと申すな!!

ギュダ

そう申されましても
知らぬものは……

レジーナ

私だ。
レジエレナは私。
貴様の目の前に居るぞ。

ギュダ

!!

斥候隊長

なっ!!

ギュダは勿論、

斥候兵も驚くレジーナの台詞。



全員がざわついた次の瞬間、

斥候兵は馬上で槍を掲げた。

斥候隊長

フハハハハハハ。
逃げられぬと思って観念したか。
お前達!
大人しく捕縛されろっ!!

レジーナ

詮索するなと言っておきながら
自らベラベラ喋る貴様如きに
我々が捕まるとでも?

斥候隊長

ぐぬぬ……。
無礼者がぁぁ。
ええぇーい!
捕えよ!
この者はレジエレナ王女だ!

斥候隊長

何!?
二人同時にだと!?

レジーナ

無礼者は貴様等だ。
その痩せこけた剣技で
私の相手をしようなどとは。

ギュダ

こうなっては
仕方あるまい……

ガンツ

レジーナ姫。
よろしいか?

斥候隊長

何をしておる!
殺しても構わん!
全員でかかれ!!

レジーナ

そいつだけは生かしておけ!
後は好きにしろ!
その高邁な鼻を
へし折ってやれ!

ガンツ

待ってましたよ
その言葉を。

レジーナ

全軍!!
『ジア・エカーテ!
(突撃!)』

~名も無き兵士の選択肢~

1、威圧的な敵隊長を狙う

2、騎兵を倒すには馬から

3、横に回り込んで撹乱する

4、盾で防御して隙を誘発する

5、槍の射程外から投石

6、身体を張ってレジーナを守る

7、何も考えずに突撃

コメント欄に数字と名前を入れて

(大活躍を重ねた場合、物語に出る兵士の名前です。

世界観にどうしても合わないと判断した場合

適度な名前にアレンジする事を了承願います)

頂ければO.K.です。



採用されるかどうかは不明ですが、

詳細を入れて頂いても結構です。

もちろん、感想・応援のコメントも

大歓迎です♪



コメント期限は

2018/3/23(金)まで

とさせてもらいます。



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折角読んで頂いてるなら

是非とも参加して頂けると

嬉しい限りです。

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