屋敷のメイドさんが言うには、ナンテユーノ教授の離れは、じめじめした沼地をしばらく進んだところにあるとのことだった。

安見

じめじめしてるし、歩きにくくてテンションが下がるなあ・・・

キャナリー

いかにも魔術の研究してるって感じでいいじゃない!

カスタネット

それにそのおかげで道に迷わず来れるぞ!

マゼンタ

どういうことですか?

カスタネット

これを見ろ!!

マリア

足跡!!

スカーレット

なるほど!これをたどっていけばいいのね!

安見

教授のものにしては大きすぎないかな・・・

こうして、一行はナンテユーノ教授の足跡をたどって離れのドアの前までにたどり着いた!!

安見

おはよーございます!

キャナリー

先生~!もう朝ですよっ!

マリア

おかしいわね・・・

安見

もしかして・・・?

安見

ドアが開いた!!

カスタネット

入ってみようぜ!!

家の奥で一行を待ち受けていたもの――
それは想像を絶する光景だった!!

安見

ま、まさか・・・先生!!

そこで一行が目にしたもの――

それは、部屋のベットの上で、バスローブ姿で横たわる・・・

心臓を一突きにされたナンテユーノ教授の死体だった!

126.トロロ島の殺人 (その5)

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