一行がナンテユーノ教授に促されて席に着くと、テーブルの上には豪華なごちそうが所狭しと並んでいた!
一行がナンテユーノ教授に促されて席に着くと、テーブルの上には豪華なごちそうが所狭しと並んでいた!
おおっ!これはうまそう!
料理はたくさんありますので、無くなったら遠慮お申し付けください
ハハハ、遠慮しないでどんどん食べなさい!何しろ今日はお祝いだからね!
お祝いということはついに『真正奥義書』の秘密が・・・
ホントですか!早く教えてくださいよ。
まあ慌てるな!私が20年かかった問題だ!そんなにすぐに理解できるようなもんじゃない
確かにそれもそうですね!
明日、丸一日かけてゆっくり説明しよう。そうすれば君たちにも分かるはずだ!
わあ、先生の授業なんて久しぶり!ワクワクするわ!
そうと決まれば今日は心置きなくごちそうを食べつくせるな!
ちゃんと俺の分は残しておけよ!
あれ?先生どうしたんですか?何か心配ごとですか?
いや、実はな・・・
気になるわ!もったいぶらずに教えてくださいよ!
そ、そうだな・・・
ナンテユーノ教授は、ポケットから黒い封筒を取り出した!
な、何ですか!これ?
気味が悪いわ・・・
脅迫状だよ・・・
脅迫状?
『黄金の夜明け団』を名乗る者から『真正奥義書』の秘密を守れと・・・
そんなバカな・・・200年も昔の秘密結社が現代に存在するわけがない!
誰かのイタズラに違いないわ!
確かに・・・学会じゃ、一介の教師に過ぎない私が、あれこれ研究するのをよく思わない輩も多いからなあ・・・
まあ、気にする程のことでもないな!