クエストボス ダークナイト・オルタが出現しました。
戦闘が始まります。
離脱は不可能です。
クエストボス ダークナイト・オルタが出現しました。
戦闘が始まります。
離脱は不可能です。
我二挑ミシ愚カ者ヨ 生キテ帰レルト思ウナ
空気が震える。同時に、地獄の底から聞こえるような不気味な声が響き渡った。
先手必勝よ。エリュシオンフレイム!!
敵が動き出すよりも早く、赤髪の女が呪文を唱える。
おい、魔法が使えるのか? 俺はスキルも魔法も全て消えてるんだが
馬鹿ね。この世界じゃ魔法は使えないわ。ただし、スキルは存在する。これは剣の炎属性の値を倍増する、私のこの防具のコンプリートスキルよ。同じ系統の防具を装備すればその見返りが貰えるの。ちなみにこの装備は火狐シリーズ。炎属性との相性はバツ……きゃあっ!?
だらだらと説明をしていた彼女が悲鳴をあげる。彼女の持つ剣に炎が纏ったと思えば、それは一気に広がり一種の爆発を生んでいた。
そんな、どうして!?
霧だ。この黒い霧が可燃性なんだ! だから、炎属性を繰り出すとその瞬間爆発するぞ!
何よそれ! これじゃ私の得意技が全て意味ないじゃない!
悔しそうに叫ぶ。ただ、属性の効果がないとなると、ただのパワー勝負となってしまう。
俺は言うまでもなく、こいつだっていくらこのダンジョンでレベルが上がっているとしても、900には到底届かない。
こりゃあ骨が折れそうだ
現状を理解して、それでも戦う意思は捨てないで。打開策を考えるためにも敵の姿をしっかりと観察しようと、視線を集中させて、
――ゴテゴテのその鎧で固められた大きな体が、消えた。
ガシャン!
背後でそんな金属音が響く。振り返った時には、奴の持つ一本の刀は、全身全霊をもって振り切られていた。
な!? いくら何でも、速すぎるぞこれは!?
間に合わない。
切っ先が空間をも裂くような勢いで迫る。思わず後ずさんだ反動ではねた足元の水が、その切っ先に触れる。
はじけるでもなく、ただただ綺麗に真っ二つに裂けた。こんな話を聞いたことがある。
本当に研ぎ澄まされた人たちは、紙きれを切ることはないが、鋼鉄を紙の様に簡単に切る。空気を切り裂き、その雨粒を乱れることなく等分に切り分けられる。それが、本物の剣だ。
どこかのゲームだったか、あるいは現実世界で俺に気に入られようと知識をひけらかしてきたうちの誰かの戯言か。
そんなことを思い出していたが、すぐにその時は訪れた。
グルルルルルル
シルバーウルフが、思い切り俺の体を押し倒す。間一髪で剣の猛威を避けることが出来た。
おい、大丈夫か!? しっかりしろ!?
けれど、その際に剣が体を掠めたらしく、それだけの攻撃にシルバーウルフは苦しんでいた。
これを食べろ。何故か道中の雑魚からドロップしたアイテムだ。体力の回復はしてくれるだろう
アイテム袋から一粒のチョコレートを取り出す。他にも生クリームやらなんやらとにかく甘いものがドロップしていたが、おそらくテイムモンスターようの回復アイテムではないだろうか。
その一粒を手のひらに乗せて、ゆっくりとシルバーウルフの口元に運んで――
ガタガタガタ ガラッ パクッ!
ん?
初めは何が起きたのか分からなかった。もういちどチョコレートをシルバーウルフの口元に運ぶ。
ガラガラ パクッ! ガタガタガタ
やはり見間違いではなかった。
突然動き出した墓標が、その重たい蓋を開けてチョコレートを奪い去っていった。
これは……何だ?
一体何が起こっているの?
しばらくは理解不能で思考が停止していたが、状況を思い出しすぐさま切り替える。
天才である俺はすぐさま妙案を思いつき、次の瞬間には叫んでいた。
おいお前。そこの墓標よ。あとでこのチョコもっと美味しくしてやるから、その為にあいつの所に行って来い!!
ピクッ!? ガタガタガタガタガタガタガタガタッ
俺の言葉を理解したのか、すぐに俺の元を離れて敵の背後に張り付いた。
おい、攻撃が来るぞ。奴から目を離すなよ
そんなこと言っても、あなたも見たでしょ? とても目じゃ追いきれないわよ!
いいから見てろよ。きっと面白いことになる
何が起こるか理解できていないようで困惑する女を無視して、攻撃に構える。
ガシャン
来るわ!!
その気配を察知して、女が叫ぶ。
ダークナイトの足元の空気が瞬間的に震え、その大きな体が高速でぶれる。
確実に俺たちの背後に向けて進み、そしてその途中で――
どって―――ん!! と。
盛大にすっころんだ。
一体何が!?
あの墓標だ。俊敏性が格段に落ちた中で、急に動き始めればそりゃ転ぶさ。行くぞ、今がチャンスだ!!
ここからが本当の戦いだ!
ちゃらっちゃー(^^♪
唐突のお気に入り85突破記念!!
皆さんのアイデアでオリジナルキャラを登場させよう(笑)
名前や使用してほしいキャライラスト、他にも能力や決め台詞など、何でも自由に意見下さい!
一ヶ月ぶりの更新でテンションが上がってるだけなので、コメントなくても勝手にストーリー更新していきますが、興味があればよろしくお願いします(*- -)(*_ _)ペコリ
わー墓標役に立ったー(笑)
オリキャラ……名前とかより能力を考えたい衝動に駆られているのはこの物語の強制力か……(笑)
少し考えさせてもらいますm(_ _)m
決め台詞案
「私に触れられん空間なんてあらへんよ」
おっとりキャラ。空間や、空間にあるものに干渉する。その能力で誰かを干渉させる事は出来ず、自分がするだけ。
例えば、空間には空気が満ちている。その空気に干渉する事で
自分の動きを鈍くする。
干渉した空気を弾いて(
イメージ的には真空波ぽいのを出せる)攻撃する
等出来る。
空間に干渉して遠近感をめちゃくちゃにしたり、実際の距離を弄れる。
はい。今回の墓標を見て思いつきました(^◇^;)あの墓標の中には、おっとり女の子と、その周りにありえない量の甘いものが詰まってます。←という想像。
だから重くて動けなかった(笑)
このキャラは特別イベントだけに置いておくのは勿体ないですね。
本編の方にも登場してもらいたいほどのクオリティに、開いた口が塞がらないです(∩゚□゚)
何と無く、今回の話見てたら思い付いただけなので本当に(^◇^;)
墓標が甘いもの取った時に
中に生物がいるのか
それとも棺桶の中には何もなくて、あれが本体なのか
の二つが浮かんで、それを元に考えて見ました(^。^)
キャラ募集。……てことはあの中に生物が入っていて、そこから颯爽と登場だな。と。それしか見えてなかったです(-_-;)
そして、あれにまとわりつかれると鈍くなると言うところから空間に干渉できるキャラが入ってる。
甘いものを奪ったところから、そのスキルを使うには甘い物が必要。
さらに一真君の周りには癖のある女の子が集まる傾向がある。
……と(笑)
甘い物が足りなくて「あら? 発動せぇへん」と言ってここぞと言う時に一真君の足をおっとり引っ張る場面しか想像してなかったです(^。^)
ほんと私的には出来上がったキャラなので、もし能力ありの小説を書くのであれば、優利さんの作品に登場させた方がいいのでは?とまで思ってしまいます(∩゚□゚)ハィッ!↑
今の所能力有りやバトルもの描く予定は無いので(そんな文章力が無くて……)ぞこさんが気に入ったのなら遠慮なく使って下さると嬉しいです(^。^)
作品にあわないなーとかこういうのは少し……と思われるなら華麗にスルーして何事もなかったかのように他の方の案やオリキャラ出しちゃって下さいね
有難う御座います(^。^)私なんかのアイデアで良いのなら、いつでもお貸ししますヽ(・∀・)これからもぞこさんがアイデア企画してたら遠慮なく色々出させてもらいますm(_ _)m