ギュダの手には、

戦死者の剣があった。





レジーナがどんな思いで

それを手に取ったかは言うまでもない。







その心を知らぬギュダではない。







その剣はルーチェと呼ばれた兵士のもの。



そして



ルーチェの喧嘩仲間だった者に渡された。







怒声に似た何かを叫ぶ兵士。



亡き者と喧嘩するようなその叫びは、



ひどく悲しく城内に響いた。

スダルギア

で、
これからどうするんだ?

場が暗い雰囲気に包まれかけた時、

顔色ひとつ変えないスダルギアが

話題を変えた。

レジーナ

ギュダ。

レジーナの声は凛としていた。



周囲の者もそれを聞き、背筋を伸ばす。

ギュダ

はっ。
まずは捕虜になっていた
イシュトベルト兵を
守備隊に編成。
このアズール城を
拠点となるよう
万全の基盤を作ります。

レジーナ

これを三日で仕上げるのだ。
それが出来るのは
スダルギア……
お前しかいない。

スダルギア

お安い御用で。
凡人なら一月で可能か?
と、問われそうだが
さすがお嬢ちゃん。

レジーナ

うむ。
よい返事だ。

ギュダ

それと同時に、
ユベイル城を奪還する。

ガンツ

ユベイル城!?
一気にそこまで
侵攻するのか?

ギュダ

案ずるな。
周辺のサディロア城及び
タキア城は簡単に落ちる。
元イシュトベルトの将が
そのまま城主として
任されているのが分かっている。
姫が無事と知れば、
喜んでこちら側につく。

スダルギア

まだここが落とされた事は
どこにも洩れていない。
一気に四城を押さえれば、
ナバールとやり合える
基盤を作れるというわけか。

ガンツ

なるほど。
で、ユベイルの奪還は
良い考えでもあるのか?

ギュダ

策はある……
だが姫に危険が及ぶのだ。

レジーナ

はっはっは。
その件はギュダが護衛に
あたるのであろう。
無用の心配というものだ。

スダルギア

またお嬢ちゃんを
囮に使うような作戦か?

レジーナ

御名~答~♪
流石スダルギア。

作戦内容の殆どはギュダが立案した。







その一部分をレジーナが変更。



自分が囮になることで危険は増すが、



戦禍は最大まで抑えられる計算らしい。













そして、兵士達にはこう伝えられた。

ギュダ

私が護衛する姫の隊が
ユベイル城に少数精鋭で
攻勢をかける。
詳細は伝えられないが、
非常に危険な任務だ。
30名の志願兵を募る。
これは所属している
隊は関係ない。
我こそはという命知らずな者は
各隊長に申し出てくれ。
以上だ。

~名も無き兵士の選択肢~

1、志願する

2、志願しない

今回志願すると、

ストーリーの記述にあった通り

危険が高いレジーナの囮隊に

配属されます。











多くは語りませんが

よく考えて選択して下さい。

















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(大活躍をした場合、物語に出る

兵士の名前です。

世界観にどうしても合わない場合

適度な名前にアレンジする事を了承願います)

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採用されるかどうかは不明ですが、

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2018/7/13(金)の21:00まで

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