黒髪の少年の名前は「安見良彦」
日本のトロロ学園からやってきたスコティッシュテリアハイスクールの留学生だ!

金髪の少女の名前は「マリア・ミリスチシン」
スコティッシュテリアハイスクールで安見と同じゼミの同級生だ!

二人は、半年前に失踪したゼミの指導教授「ナンテユーノ教授」から突如届いた招待状を手に、この絶海の孤島「トロロ島」にやってきたのだった!

マリア

まったく・・・本当にこんな辺鄙な場所に教授はいるのかしら?

安見

でも招待状の地図は確かにここを示してるよ

島は中心に寂れた洋館がぽつんと建っている他には、特に目につくものは何もなかった。

マリア

こんにちは!!

こんにちは!

安見

ナンテユーノ教授の家はこちらですか?

はい!スコティッシュテリアハイスクールの安見様とマリア様ですね!こちらへどうぞ!

安見

教授がこんな豪邸に住んでいたなんて!

マリア

ホント!驚いたわ!

メイドに連れられて、二人が館の中を歩いていると――

シアン

あれ?君たちも教授に招待されたの?

安見

はい。そうですけどあなた達は?

マゼンタ

はじめまして!ウェルシュコーギーハイスクールのシアンとマゼンタです。

マリア

はじめまして!スコティッシュテリアハイスクールの安見とマリアです!

安見

俺たちの他にも招待客がいるのか!

この館が恐るべき惨劇の舞台になるとは、この時はまだ、知る由もなかった!!

122.トロロ島の殺人 (その1)

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