結局、開演時間になってもお客さんは誰もやってこなかった・・・。

花咲

誰も来ないです・・・。

銀田一

こりゃ、中止にした方がよさそうだな・・・

愛玉子

そんな!準備は完璧アルよ!

小林

そうは言っても誰も見てないんじゃ・・・

安見

見てない・・・

安見

そうだ!その手があったか!!

落田 舞

どんな手があるんですか?

安見

誰も見てないなら、みんなが見てくれるようにすればいいんだ!

安見

すぐ近くのお台場テレビに行って、ライブを中継してもらうように頼もうぜ!

花咲

さすが安見先輩!テレビなら場所は関係ないですもんね!

小林

そんないきなり行って俺たちの番組なんか作ってくれる訳ないだろ・・・。

なるほど!今、お台場テレビは爆破事件で大混乱の真っ最中だからな!

銀田一

どさくさに紛れてスタジオジャックするのか!

この人数で殴りこめば余裕っすね!やりましょう!

小林

どうしたらそういう解釈になるんだよ・・・

愛玉子

日本のテレビに初出演するアル!!

こうして、一行はライブを中止してお台場テレビへ向かった!!

安見

近くで見ると大きいなぁ・・・

花咲

私、お台場テレビの番組が一番好きです!

落田 舞

中も広いのね!!

警備員さん

すみません。入館証はお持ちでしょうか?

小林

やっぱり・・・早速、警備員に見つかったぞ!

あ?何だおめぇ!!

やんのかゴラぁ!!

警備員さん

何ですか!あんた達は!!

小林

うわっ!大丈夫なのか・・・?

銀田一

ぼうっとしてないで、ここはあの二人に任せて先へ行くぞ!!

明智

了解で~す!!

安見

みんな!スタジオへ急げ!!

落田 舞

OKでーすっ!

小林

こんなに統率が取れてるなんて、どうみてもプロの犯罪集団だ・・・。

こうして、一行は警備員の制止を振り切ってスタジオへ向かった!

106.お台場テレビ襲撃事件 (その6)

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