終業式を迎える。朝自宅で準備する。
終業式を迎える。朝自宅で準備する。
もう、一年生も終わりか
なんも成長してないな
したよ!身長だって伸びたよ!
中身の話だ
ぐっ!?
ドアの前に立ちいつものようにアルゴにお願いする。
お願い、アルゴ
ほら、成長してない
・・・そうだね
けど、アルゴとも、もうすぐ一年たつね
あまり、感情がわかってないぞ
頑張ってるけど・・・ごめん
今年も頑張る
お前の感情は、あっちこっち行き過ぎるからな
いっぱいありすぎなんだよ、感情って
そうなのか?
そうだよ
教室に着く良太。
おはよう、良太君♪
おはよう♪
あれ・・・公太は?
そういうえば、いないわね・・・
公太が休みなんて・・・考えられないな・・・
バカは風邪をひかないからな
そういう意味じゃないーーー!!
公太がホームルームぎりぎりで戻ってくる。公太は浮かない表情をしていた。
・・・
おはよう♪公太
・・・おはよう
?
?
そして、終業式が行われる。卒業生たちが声をだす。
こんなものに意味があるのか?
あるよ!!行事だからね
さっさと、次に進めばいい。高校でもなんでも
終わりっていうのかな・・・区切りというのか
終わったら、なんだというんだ?
気持ちの切り替えが必要なんだよ・・・きっと
めんどくさい,生き物だな
国家を斉唱する。
この歌はなんで歌うんだ?
日本だからかな・・・
国歌というぐらいだからな。国の歌だろうが
千代に八千代にって・・・なんだろうね?
千年も八千年も!!それ以降は、細石が大きな岩になってそれにさらに苔が生えるほどまで、長く長くずっと続きますように
千年!!八千年!!
死んでるだろうな。人間の寿命を超えてる
う~ん。けど、何かが長く続いていくんだよ、きっと
それもあるな
まぁ、嫌いではないよ
嫌いでないということは、好きでもない
じゃあ、好きってことにしておく
卒業式が終わり、ホームルームがおわる。
公太♪帰ろう
良太・・・・いや・・・今日はさっき帰ってくれ
えっ?
えっ?
美紀は心配で話しかける。
良太君大好きな公太が!!
どうしたの!!
なんでもいいだろう
だって・・・
おかしいわよ!!
今日の公太は、
おかしい!!
俺もおかしいと思う!!なんか雰囲気がおかしい!!
・・・ちょっと用があるんだよ
そういうと公太は教室をでていった。
公太・・・どうしたんだろう?
まさか・・・不良の先輩に呼ばれてるとか・・・
えっ!?
あっ、良太君まって!!
良太は公太を追いかけていく。
公太が・・・公太が・・・
急ぎ過ぎじゃないか?
だって、公太が危ないかもしれない!!
決まったわけじゃないだろう。情報が足りない
けど・・・
もしもの時はアルゴ、排除をお願いする!!
しょうがない。機能がさびないようにつかっとくか
公太を見つける。女子生徒と公太が二人で話をしている。3年生だ。
・・・・・・・
いた!!公太だ!!
はぁ、はぁ、良太君・・・早いよ・・
美紀も遅れて駆けつける。
二人の出す雰囲気に気付く二人。
あれ?
あれ?
・・・
私、公太君が好きなの・・・
えぇえええええええ!!
えぇえええええええ!!
ごめん・・・
他に好きな子がいるの?
いないけど・・・それどころじゃないんだ
えっ?
俺には夢があるんだ。
だから、今は誰とも無理なんだ
夢って?
消防士になるんだ!!
・・・
そう
あの小娘を排除していいのか?
だめーーーーー!!
女子生徒が去っていく。公太が一人残っている。
うん?
お前ら!!
あ、あ、ごめん
悪気はなかったの!!
ったく
いや・・・公太が不良の先輩に呼び出されたと思って心配で
・・・そう
のぞき見はよくないぞ!!
ごめんなさい
ごめんなさい
結局三人で帰ることに。帰り道に三人ではなす。
公太って・・・以外とモテるのね
ちょこちょこはある
えっ!?
良太もあるだろう?
えっ!!
な、ないよ!!
ほっ・・・
オスとして負けてるぞ
公太はかっこいいからいいの
だめなオスだな・・・
・・・
布団でアルゴと話す。
ドゥルルルルルルルル
ドラムロールだね
バン!!今日の感情は?
・・・今日か・・・少し公太に・・・嫉妬した・・・
ひどいやつだ僕は
嫉妬か。覚えておく