良太は夜に家を出る。

気を付けていってらっしゃい

うん

では、アルゴ先生よろしくお願いします

うむ

さぁ、やるぞ!!

元引きこもりには、辛そうだな

うっ!けど、昔はそこそこだったよ・・・

そして、夜の街を走り出す。

ホッ、ホッ、ホッ

大変だな人間は

そうかも・・・なぜ走ってるのかわからなくなるよ

マラソン大会のためだろう

・・・そうだった

季節は冬になり、学校での校内マラソン大会が迫っていた。そのために、トレーニングを始めた。

ここまで、へっ、へっ

自分を自分で苦しめる人間がわからん

僕らはこうでもしなきゃ、強くなれないんだ。

部品とか、かえて強くなったら楽なのに

そうだな・・・不便な肉体だな


翌日、学校に行く良太。教室の机で上半身を寝かしていた。

う~

体の節々が痛い

筋肉痛だな、それは

わかってるよ!!

馬鹿でも知っていたか

なっ!?

どうしたの?辛そうだけど良太君

いや、昨日マラソンの特訓してたら・・・筋肉痛に・・・

何!!特訓だと!!

へっ?

公太が特訓という言葉に食いつく。

俺もしたい!!良太!!

いや・・・筋肉痛が

大丈夫だ!!筋肉は切れて強くなるんだ!!

えっ?

よし!!
放課後特訓しよう!!良太♪

・・・

うううう

こいつはあほだな。筋肉は切れて治って強くなるんだ。切れてるのに、切ったら断裂するぞ

・・・断裂?

肉離れともいう

・・・


そして、放課後校庭を走る二人。

うぉおぉおおおおーーー

早すぎるよ!!
公太!!
何食ってんだーー!!

あいつの身体機能は無駄に高いな。中学1年の平均を軽く凌駕しているな

消防士になる男だからね!!

消防士と関係あるのか?

だって筋肉必要でしょ?

過剰にはいらないぞ。平均程度あれば十分だ

そうだったのね・・・

うぉおおおおおおーーー!!

そうして、特訓の日々は続く、美紀もたまに覗きに来た。

ハイ、二人ともお水

サンキュー

ありがとう、末永さん

運動部にでも入ったら?

スポーツがしたいわけじゃないからな。消防士になりたいんだ、俺は!!

僕もあまり

良太君運動神経よくなかった?

いや・・・引きこもりの弊害が・・・

あっ・・・

弊害?なんだそれ?

じゃあ、私は部活に戻るから

末永さん、わざわざありがとうね

少しづつ、恩を返さないとね♪

美紀は去っていく。アルゴが美紀の発言を受けてしゃべりだす。

お前もそろそろ俺に恩を返したらどうだ?

いや・・・感情おしえてるでしょ・・・

あれだけでは足りんぞ!?俺の助けてる回数の方が多い!!圧倒的に!!

頑張ってお返しします・・・

否めない・・・

そして、良太の体力も徐々に回復を見せる。

やった、自己ベスト更新だ!!

いいぞ♪いいぞ♪

確かにタイムが縮まってるな

どんなもんだい♪

そこは機械にない部分かもしれないな。

まぁ、パーツ1つでたやすく超えるがな

夢も・・・努力もない・・・

公太は・・・学年1位とかなれそうだね

おう!!目指してるからな

すごいな・・・

お前もライバルだぞ良太♪

勝てないよ・・・

無理だな・・・

アルゴはひどいな・・・
事実だけど・・・


そうして、マラソン大会当日を迎える。

おし!!

頑張るぞ!!

寒いのに運動すると体に悪いのにな・・・命も危ないぞ

マラソンはそういうものなの

ほんとよくわからん


スタートの合図が鳴らされる。

うぉおおおおおおーーー

とんでもないスピードだな・・・・

まぁ、あいつが一位だな

そうだね・・・

恩を貸してやろうか?勝てるぞ

ずるはしない!!

良太は走っていく中盤くらいに位置する。

はっ、はっ、はっ、

どうした!!どうした!!そんなものか!!走れ!!走れ!!

アルゴ、応援してくれてるの?

しつけをしている

はい、ご主人様!!
頑張ります!!

なんか、楽しいな・・・・結構走れてるな・・・公太との特訓のおかげだな

少しずつ人を抜いていく、良太。

現在、34位だ

そこまでわかるの?

適当にきまってるだろ

機能性に嘘がはいるのはよくないぞ・・・機械なのに・・・

ただ、近くの異変に気付く。

あれ・・・?
反対側の土手に・・・金髪の人が・・・

あれは、公太だな

公太!?

コースはずれてるよ・・・

良太は公太をよーく見ると止まっている。誰かうずくまっていた。良太は公太の方に走っていく。

公太!?

おっ、良太!!頼む、この人苦しそうなんだ

えっ?

うずくまっている老人がいた。胸を押さえている。

ううう

病院に運ぶから手伝ってくれ!!

わかった

だめだ!!
死ぬぞ!!

えっ?

下手に動かすな、何の病気かわからんからな。素人が手を出すのは危険行為だ

じゃあ、どうすれば?

プロを呼べ

携帯ないし

早く!!

だめだ!!公太!!
何の病気かわからないから、うかつに手を出しちゃ

じゃあ・・・どうすれば

どうしよう・・・どうしよう・・

バカ!!そこらへんに電話はたくさんあるだろう

えっ?

家があれば電話があるはずだ。
そこらへんの民家で借りろ

そうか!!

俺が119に電話してくるから、公太はここで見ててあげて

おう、頼んだ!!

良太は民家を訪ねる。

は~い

すいません!!電話を貸してください!!老人が倒れてて、救急車を呼びたいんです!!

それは、大変すぐに電話しましょう!!

そうして、無事に老人は救急車で搬送される。

ありがとう君たち!!

あと、お願いします!!

お願いします!!

良太と公太は走り出す、ゴールに向けて。

これで、一位じゃなくなっちゃったね・・・

別にそんなのどうでもいいよ♪
あのひとが助かれば♪

公太はほんとすごいな

良太のほうがすごい、指示が的確だ

いや・・・

ほとんどアルゴなんだけど・・・

そうだ、貸が増えてくぞ

闇金みたいだな・・・

そうか、利子をつけるか

ごめんなさい!!



二人は最後だった。マラソン大会の最後を飾る。校内にダッシュで入ってくる二人。

うぉおおおおおおーーー

うぉおおおおおおーーー

最後だけ元気なのか・・・

頑張れ!!二人とも!!

にやぁあああああああ!!

うらぁああああああ!!

ふふ

くそ~

二人ともビリッケツなのに楽しそうね

まぁな

そうだね

わからん


そうして、後日体育館で表書式がおこわなれる。
10位までの生徒達が呼ばれていく。

くそ・・・ほんとは公太が一位なのに~

別にいいって♪

最後に特別賞を発表する

公太と良太!!

えっ?

お前ら、マラソン大会中にご老人を助けたらしいな。感謝の電話があった

ご老人の方もお前らのおかげで無事だ。

だから、お前らに特別賞をやる先生は!!
みんな二人に拍手!!

ふふふ♪

そういうことか・・・

公太がビリ争いなんておかしいしね♪良太君もだけどね♪

布団の中でアルゴと話す。

今日の・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ためるね・・・

感情は!!

・・・忍耐かな・・・

マラソンは忍耐だ!!

忍耐か。覚えとく

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