世界の時間がずれる。
僕はこの世界にとっての異物。

止まっていた思考を無理やりに起こす。
記憶を遡り、探る。

探る

探る

探る

探る

探る

探る

探る

探る

都 大樹

あの時ホテルに残っていたのは、綾瀬、涼紘、羽鳥、白石。そして駆けつけた僕と青葉。だから、矛盾は・・・だけど

だけど。
なのに。

それでも。

都 大樹

おおよその検討は付いている

だから。

都 大樹

彼女の言う通り、あいつと会おう!

辺りを見渡せば、すでに涼紘も羽鳥もいなくなっていた。

僕は踵を返し、その場を後にした。

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