銀田一は恐る恐るやってきたアイオーン星人達に話しかけた。
銀田一は恐る恐るやってきたアイオーン星人達に話しかけた。
あのう・・・感動の再会のところ悪いんだけどさ、ソフィアの乗ってきた宇宙船、修理してどっかに移動させてくんないかな・・・?
ここ、私有地だからさ・・・
ああそれならもう大丈夫です!
私たち、この星に住むことに決めたから!もう宇宙船は不要です!
そういう訳なので、皆さんこれからよろしくです!!
住むってあなた達3人が?
いいえ、アイオーン星人130億人がです!
私たちにとって、こんなに住みやすい星はそうありません!
そんなにたくさん!1万人くらい友達できそう!
それにしてもすごい人数ね!!
世界人口の2倍に近いんだけど!!
とてもそんな数が地球に住めると思えません・・・
無理でも私たちはここに住むしかないの!
あと10年で私たちの星はなくなってしまうんだから
私たちの住む星に巨大彗星が激突すると判明したのは、今から20年前のことでした・・・。
我々はこのまま星と運命を共にするしかないのか?
そんなことはありません!まだ方法はあります!
一体どうするというのだね?
衝突までに移住可能な惑星を見つけるのです!
なるほど・・・まだ時間はある!それに懸けてみるしかないな!
こうして、長老様の命令で開拓調査団が結成され、移住可能な惑星を探す試みが始まりました・・・。
厳しい試験と訓練を経て選抜された数多くの志願者が、
候補の惑星に派遣されていきました。
けれども、多くは帰ってきませんでした。
私たち第12次開拓調査団もそのように移住可能な惑星を探して、この星にやってきたのです!!
そうだったんだ・・・
簡単に帰れとは言えないよなあ・・・
そうは言ってもムリなものはムリだぞ・・・
せっかく良い星だと思ったのに・・・残念だわ
この星なら第二形態や第三形態でも生活できるのに・・・もったいない・・・
第二形態?