ソフィアは地球にやってくるまでの経緯を話し始めた・・・。
ソフィアは地球にやってくるまでの経緯を話し始めた・・・。
私はアイオーンの第12次開拓調査団として移住可能な惑星を探していたのです・・・
あれは先週のことです・・・。偶然にもこの惑星を発見して、ほかの仲間と周回軌道上で大気や岩石の組成について分析をしていました・・・
見て下さい!この星の酸素濃度!これなら移住可能です!
確かに、数値なら問題ないけど・・・
問題は他にどんな生物がいるかよね
確かにそうですね・・・
それなら私、もっと接近して調べてみます!
大丈夫?無理しないで!
任せてください!着陸はしないから安心して
と、私は仲間の宇宙船から離れて一人、さらに地球に接近したのですが・・・
もう少し近づけば地表の拡大写真が撮れそうね・・・
えっ!何?今の音?
右エンジンから出火してる!どこかに降りないと!
それでワサビ山に緊急着陸した訳か・・・
宇宙ゴミにでもぶつかったのかしら?
宇宙船は見つからないようにちゃんと隠してあるのか?
はい。光学迷彩でカムフラージュしています・・・
他の仲間はどうしてるの?
私を探しているけれど、まだ見つけられないようです・・・
なるほど・・・。それは大変だったね
でも、安心して下さい!こっちには銀田一先輩がいますから!!
メカに詳しい銀田一先輩に修理してもらえばOKです!
本当ですか!それはうれしいです!
おいおい・・・マジかよ・・・宇宙船の修理なんかできるはずないだろ・・・
とはいえ、後輩の前でみっともないマネはできない・・・
よし、じゃ一応見てみようか!
こうして、ソフィアは探偵部の面々を乗ってきた宇宙船に案内した!!
すげえ!どう見てもこれは地球のモノじゃないぞ!
だからさっきからそう言ってるのに・・・
何だこれ・・・。修理方法以前に何がどうなってるのか、まるで見当がつかねえぞ・・・
とはいえ、ここは後輩の手前!示しを付けないと
どうでしょうか?
うーん、これは少し時間がかかりそうだな・・・
仲間に迎えに来てもらった方が早そうだ!
やっぱりそうですか・・・
仲間を呼ぶのは難しいのですか?
ここに来てからずっと深夜に呼んでいますが・・・どうも救難信号の出力が足りないみたいで・・・
なるほど・・・救難信号の電波を増強する方法か・・・
それ位なら俺にもできそうだぞ!