————です。よろしくお願いします。

その日は雨が降っていた。
6月の雨の日の転校生。

転校生に最初にコンタクトをとるのは私の役目だ。

今日転校生がやってくることを指導室で先生に聞いていた私は、みんなよりも先にそう決めていた。

——だけど、簡単に話しかけたりはしない。

転校生とは言っても、私たちミステリー研究部のメンバーに相応しいかどうかのテストは必要だ。

だからこれは小手調べ。

朝礼終了のチャイムが鳴る。

私はそっと席を立ち、先生とともに職員室へ消えていった転校生の机の中に、一枚の紙を入れた。

達筆とは言えないけれど、私の考えたこの謎を解いて、あなたの力を見せてみなさい。

見事辿り着けたらその時は、私の正体を教えてあげるわ。

今日

タイムトラベラー

私は転校生(読者)に挑戦するわ!!

* * * * *

こんにちは。ご覧いただきありがとうございます。

さて、一話が始まりました。

今回の読者さんへの挑戦は、転校生のクラスメイトでもあり、ミステリー研究部の一員でもあるタイムトラベラーさんからのメモです。

答えが分かった方、あんまり自信がないけど挑戦してみた方、どうぞ遠慮なく書き込んで下さい。

ヒントの要求や、『この考え方でいい?』などの質問もお待ちしています。

では、この話がどこまで続くかは分かりませんが、次回もお会いできることを楽しみに願って。

今回はこの辺りで失礼します。

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