翌日
昨日は馬が疲れてしまったため速めに野宿をした
んー、よく寝た
クロウ、大丈夫か?
翌日
昨日は馬が疲れてしまったため速めに野宿をした
ええ、馬の方も大丈夫そうです
そういって馬を見る
昨日の疲れはもう取れたのか元気そうだ
僕とアリストさんは3時間交代で見張りをしていた
なら良かった
んじゃあ腹ごしらえしてから行くか
今日中には付くぞ
んじゃあいくか
軽い腹ごしらえを済まし準備を済ませたところで出発する
そういえばアリストさんはAランクですよね
Aランクの試験はどういったものだったんですか?
ついきになったので聞いてみる
おま・・・そういえばって・・・
まぁいいか
条件は簡単だったよ
とある人物に認められる
これだけだ
・・・だれだろう?
それって一体誰なんですか?
ギルド長だよ、ギルド長
あの人に戦って認めてもらうんだよ
って言うことはアリストさんはギルド長に勝ったんですか?
そういってたずねるとアリストさんは露骨に嫌な顔をして
馬鹿言え、勝てるわけ無いだろ
次元が違うよ
俺なんかが勝てるわけ無いよ
認めてもらうって言うのは勝ち負けじゃなくて実力を見てもらうんだよ
そこに勝敗は無い、て言うか敗北しかない
そんなに・・・
まぁお前ももしかしたら受けるかもな
それまで楽しみにしておけ
不安しかない・・・
おし、ここからは歩きだ
なんでですか?
ああ、ここから先にある洞窟に対象は居る
だから馬車のためにもここからは徒歩だ
話によると今回の討伐対象・・・ダブルヘッドハウンドは洞窟に居るらしい
勝てるだろうか?
2人とも馬車から降りて森の中を歩く
森をしばらく歩くと目の前には崖が広がっていた
崖といっても下から見下ろす形なので落ちる心配はない
そして
ここが・・・
ああ、この先に居るぞ・・・!
対象の住む洞窟があった