そういってライズさんはワイバーンの方を指差す
見ると良い
そういってライズさんはワイバーンの方を指差す
なにを・・・って、え?
音と共に指の方向を見るとワイバーンが倒れ伏す
どういうことだ・・・?
逆鱗の近くには血管が大量に集まっている
そこを潰したからもうあいつは動けない
しかし驚いたな・・・あれはBランクの奴がようやく倒せるかどうかという強さなんだが・・・
え・・・?それって?
もしかして僕はBランクくらいには戦える・・・?
・・・期待通りだな
あ、ありがとうございます
さぁ、では鱗を剥ぎ取って帰ろう
どうせ帰りもすぐだ
は、はい!
確かに、依頼のものを受け取りました
これでクエストは完了です。
こちらが今回の報酬になります
僕たちは報酬を受け取る
よくがんばったな
今日はここまでにしよう
次の休みにまた来ると良い、いつでも歓迎しよう
はい!
僕らはあの後鱗を剥ぎ取り再び転移の魔法でギルドに帰ってきた
今日の収穫はBランク級の魔物に勝てたこと
正直勝てるとは思ってなかった
ライズさんの助言が無ければどうなっていたことか
では、今日はこれで
そういって僕はギルドから寮に向かって去っていく
寮の自室へと帰った僕はベッドへと倒れこむ
疲れた・・・
間近に死を感じたのはいつ振りだろうか・・・?
そして、同時にいまさらながら命を奪ったことを自覚する
つよく・・・ならないと
そのまま疲れに流されて僕は眠りに付いた
よおし、お前ら2度目の依頼はどうだった?
今日から授業がまた始まるからがんばれよー?
久しぶりの教室での授業を受ける
皆の顔をいっぺんに見るのは久しぶりかもしれない
クロウさん
横から声が掛かる
ここ、教えてくれませんか?
ああ、ここは・・・
授業は何事も無く過ぎていく
鐘が鳴り僕らは帰り支度を始める
さて、この後どうしようか・・・
あ、クロウさん
お客さんですよ?
お客?
誰だろう?
あ・・・えと、兄さん
ひょこっとエリアが顔を出す
客ってエリアのことか・・・
どうしたのエリア?
えっとね・・・この後、あいてるかな?
うん。
大丈夫だよ
よかった!
じゃあ付いてきてほしいところがあるの!
そのまま手を引きづられるように僕はエリアに連れ出された