レイク

よーし、あつまったなー
これからAクラスとの合同授業を始める

日にちは過ぎて次の日

僕らBクラスはAクラスとの合同授業のため闘技場にきていた

フレイ

はぁ・・・なんだかなぁ・・・

フレイさんの一言にクラスの皆の気持ちが賛同する

本当に・・・なんだかなぁ

レイク

Aクラスはこれから来る
向こうはちょっと報告があって遅れてるんだ
準備体操でもしておけ

言われ、みんなが少し準備体操のために体を動かし始める

やる気満々の生徒とやる気のない生徒 色々だ

リーダ

うまく戦えるでしょうか・・・

セリア

大丈夫ですって!リラックスリラックス!

ミラ

緊張してきました~

クロウ

がんばらないと・・・

すみません、遅くなってしまいました

しばらくするとAクラスの担任だろうか?

先生が走ってくる

それに続いてずらずらとAクラスの面々がやってきた

ああ・・・やっぱり

当たってほしくない予想とは大抵当たるものだ

エリア

・・・

今度こそしっかりと目が合う

僕の気持ちは沈む

向こうは恐らく驚くかもう見たくなかった顔が目の前にあって腸が煮えくり返っていることだろう

リーダ

・・・クロウさん?
どうしました?

クロウ

ああ・・・いえ
大丈夫です

何とか平静を保つ

そして

おい!みろよ!
あれが例の落ちこぼれか?
本当に学校に来ているんだな!

ホントね!ある意味すごいわ

口々にBクラスの面々は僕の方を見て笑い出す

ああ、誰かが恐らく広めたんだろう

仕方が無い

こうなるのも予想していたはずだ

セリア

いやですねぇああいうの
多分皆クロウさんより弱いのに

クロウ

いえ・・・まぁ予想はしていました

セリアさんのつぶやきに返す

まだ今は理解してくれる人がいるだけで十分だ

さて、でははじめましょうか
こちらで対戦表は作ってあります

レイク

お、すまないな
じゃあやろうか

せんせー!おれあの落ちこぼれとやりたいっす!

あ、ずるい!
私がやって成績上げるのよ!

僕とやれば楽に勝てて成績が上がると判断したAクラスの面々が騒ぐ

誰と当たるのでもいいけど・・・

リーダ

・・・!

クロウ

リーダさん、僕は大丈夫ですから

リーダ

でも!

クロウ

しょうがないです
でも、試合では手を抜くつもりはありませんから

リーダ

・・・はい

ありがとう、リーダさん

こういうときにいつも反応してくれるのはリーダさんが最初だ

とても嬉しい

いつも感謝だ

じゃあ一戦目
Aクラス レン Bクラス セリア
壇上へ

セリア

うわ!?最初ですか!?
ううー緊張するー

ミラ

セリア~あなたが緊張しちゃだめでしょ~

セリア

だって最初とは思ってなかったんですもん!
うー!いってきます!

そういって走り出す

リーダさんは手に杖を持っている

対する生徒は大剣を持った生徒だ

大丈夫だろうか?

では・・・開始!

おおおおおお!

猪突猛進 正しい言い方だろう

Aクラスの生徒はセリアさんに駆け出す

一気に決める気だ

セリア

燃やせ炎球!ファイアボール!

対するセリアさんはファイアボールで応戦

言い忘れていただろうか?

魔法は詠唱を含めてちゃんと理解をしていると詠唱を変えても発動する

威力等は変わらない

使い慣れた魔法ほど自分らしく使える

あたるかぁ!

Aクラスの生徒は大剣を横に構えて一閃

飛来する火の玉を扇ぐように消す

そして再びセリアさんへ

・・・!?うわぁ!?

驚愕、Aクラスの生徒は目の前の火の玉を消して安心したのか

再び走り出そうとした瞬間に次の火の玉が襲来

対応したと思ったら次のが来たためモロにぶつかる

威力がそこまでは無いが当たればそれなりに痛いはずだ

レイク

ああ、言い忘れてた
ここの闘技場はある程度の魔法なら威力が減衰する魔法が仕込んである
だから致命傷と判断したらこちらで止めるからな

・・・相変わらず説明が遅い

ぐぅ・・・

きつそうですね
試合終了です
勝者Bクラス セリア

先生の決着の合図と共にセリアさんがこちらへと走り出す

セリア

やったぁ!見てました見てました!?
勝ちましたよぉ!

クロウ

おめでとうございます

リーダ

いつの間にもう1つ詠唱していたんですね

ミラ

よかったです~

そして、次々と試合が行われていく

先にミラさんとリーダさんが呼ばれた

ミラさんは問題なく勝利

リーダさんは辛勝といった感じだ

そして、僕は段々と冷や汗を流し始める

エリアが呼ばれていない・・・

そして僕も

レイク

次・・・お?最後か
Aクラス エリア Bクラス クロウ

ああ・・・やっぱり

嫌な予感が見事に的中した

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