ギルドからの依頼が終わり、依頼期間が終わり学校へと再び通う日々が始まる
おーう、お疲れ
お前らギルドの方はどうだった?
ギルドからの依頼が終わり、依頼期間が終わり学校へと再び通う日々が始まる
たのしかったっすー!
”ガヤガヤ”
みんなが思い思いの感想を口にする
どうやらみんなも無事に成功したらしい
全員が欠けること無くこのクラスに揃っている
あれ以降、グループのみんなはあの件については触れないように言われていた
念のため、ということらしいが
さて、とだ
今日から授業を再開していく
教科書を開け
ホームルーム的なものが終わり、教科書を開いていく
授業のレベルはやはり倍率が高い学校らしくとても難しい内容だ
魔法の理解、魔物について
ある程度ラックさんに教えてもらってついては行けているが教えてもらっていなければやはり辛かっただろう
じゃあ、ここから先をリーダ
読んでくれ
あ、はい
何事もなく授業は進む
よし、今日はここまでにしておこう
授業終了の鐘が鳴りみんなが席を立とうとする
あ、そうだ
明日はほかのクラスと交流授業だ
模擬戦を予定しているから
んじゃ、お疲れー
そういって先生はドアを開けて立ち去ってしまった
え・・・?
ええ!?
ええええええええええええええええ!?
みんなが驚きの声を上げる
いくらなんでも急すぎる!?
依頼が終わってから一日しかたっていないのに・・・
ちょっと!先生!
説明してください!
フレイさんが勢いよく立ち上がり先生が立ち去った後のドアへと走る
そのまま部屋を出て・・・
うわ!?おい、どうした!?
どうしたじゃないですよ!
説明してください!
いくらなんでも急すぎます
あ、連れてきた
先生がすごく嫌そうな顔をしている
ん、すまん
本当なら依頼の前に言うべきだったんだがな
忘れてた
教室内の空気が凍る
ええ・・・というあきれ果てたクラスメートの声が聞こえ来る
一応Aクラスとの模擬戦の予定だ
そんなに構えなくても大丈夫だ
同じ学生なんだしな
別にクラスが実力で分けられている訳じゃないんだ
確かにこの学校は実力でクラス分けされている訳ではないが・・・
Aクラスですか~
まぁ頑張りましょ~
ミラさん・・・相変わらず気楽な・・・
でもまぁ決まってしまっているのならやるしかないのだろう
大丈夫でしょうか?
まぁ決まっているのならやるしかないですね・・・
呆れ返る空気の中、先生が一言
できれば勝ってくれ
勝ちが多いクラスの教員は少し給料が上がるんだ
じゃ、頼んだ
言い残し改めて先生が部屋を出る
最後に私欲が混じっていた気が・・・
ええ・・・
一同が今度こそ呆れる
もう何も言えない
そんな雰囲気だ
皆が次々と教室に帰り始める
同時に僕はあることを思い出す
エリアのクラスとじゃなければいいけど・・・
誰にも聞こえないくらい小さな声でつぶやく
エリアは僕のことをかなり嫌っているはずだ
できることなら当たりたくはない
このクラスは相変わらず僕のことを無視する人もいるしあまり良く見ていない人も多い
でも同時にちゃんと見てくれる人もいる
・・・がんばらないと!
理解をしてくれる人たちのためにも決心を固める
格好悪い姿は見せたくないしね!