血の匂いのしたほうへ向けて歩いていて気づいたことがある
さっきまでなっていた動物たちの声が聞こえない
静か過ぎて風の音もちゃんと聞こえると言うのに
動物たちの声だけがが聞こえない
まるで違う森へ血迷いこんだかの様だ
僕はそんなことに多少の不信感を抱きつつも歩を進める
匂いのほうへ近づくにつれて段々僕の額と背中がしっとりとぬれていく
緊張しているのだろうか僕は?
ただ・・・なんとなく、なんとなくだけど行かないといけないような気がする
呼ばれているとかそんなものではないけど僕はそっちの方へ無性に行きたくなっていた
そして・・・・・見てしまった