晴丸

やぁ

APRICOT

あ、またあんたか

晴丸

そうです晴丸です

APRICOT

なんの用?

晴丸

その後、物語は書けましたか?

APRICOT

え……いや、書こうと思って、いろいろ考えて——

晴丸

書いてないんですね?

APRICOT

だから、今考えて——

晴丸

書いてないんですね?

APRICOT

……はい

晴丸

まったくもう素直にそう言えば良いのに

APRICOT

クソむかつくクマだ

晴丸

前回のアドバイスで物語の作り方はわかりましたよね?

APRICOT

そうだけど……

晴丸

そうだけど?

APRICOT

あんなのじゃ偏ったものしか作れないじゃん

晴丸

デスヨネー

APRICOT

なんだろう、すごいイラッとする

晴丸

なので今日は別の作り方を考えたいと思います

APRICOT

また『考える』なんだ?

晴丸

そうだよ、だって知らないもん

APRICOT

なんで偉そうなんだろう

晴丸

さて、では今回の物語の簡単な作り方、それは……

APRICOT

それは……?

晴丸

えへへ、じっと見つめられると照れるなぁ

APRICOT

…………

晴丸

冗談です。冗談

APRICOT

こいつホント死ねばいいのに

晴丸

本題に戻ります。簡単な物語の作り方、それは——

晴丸

好きな物を語れ

APRICOT

好きな物?

晴丸

むかしのひとはいいました

晴丸

何が嫌いかより何を好きかで自分を語れよ!!

APRICOT

昔じゃないよね

晴丸

だーかーらー、とにかく自分の好きな物について語れば、お話なんて出来るんだって

APRICOT

例えば?

晴丸

例えば。まずApricotちゃん、君ですが

APRICOT

わたし?

晴丸

そう。あなたは何歳ですか?

APRICOT

15歳だけど……

晴丸

中学生?

APRICOT

いや、高校一年

晴丸

すばらしい!

APRICOT

えっ

晴丸

晴丸は、この世界で女の子が一番光り輝くのは、15歳女子高校一年生だと思うのです!!

APRICOT

……

晴丸

高校一年生というと普通は16歳です。だから、誕生日を迎えるまでのわずかな時間。その限られた時間だからこそ輝く、過渡期の少女

晴丸

まだまだ少女、けれど時折女の表情がふとした瞬間に現れる……それが15歳JK!

APRICOT

……きもい

晴丸

だから君を選んだんです!

APRICOT

えー

晴丸

まぁみんなは自分が何フェチかでも話してれば良いよ

APRICOT

適当だな

晴丸

晴丸はこうやってJKと戯れてるときにだけ生きてるって感じるんだ

APRICOT

ホントにヤバいクマだった

晴丸

みんなもこの話を参考にしないで、面白い物語を作ってね!

APRICOT

自力で頑張ろう

カンタンな物語の作り方②

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