晴丸

やぁやぁ、お久しぶりです。ひめとり! がKindleストアにて好評発売中で笑顔の絶えない晴丸です

APRICOT

あ。アンタ、生きてたんだ

晴丸

ひどいなぁ、晴丸はいつもキミを見守っているよ?

APRICOT

きもい

APRICOT

けど、ちょうど良かった。聞きたいことあったんだ

晴丸

えー、晴丸に聞きたいこと? なになに、恋人の有無? 好きな女の子のタイプ? なんでも聞いてよ

APRICOT

創作についてだよ!!

晴丸

おう

APRICOT

今プロットを建ててるところなんだけど……

晴丸

プロット……晴丸はそんな言葉教えてないよ? 誰に教わったの?

APRICOT

そ、それは……

晴丸

……男か

APRICOT

…………

晴丸

へー。ほー。

APRICOT

う、うるさいな! 少しググればそれぐらい出てくるだろ!

晴丸

まぁまぁ、キミの恋愛事情は置いておくとして、プロットを建てているんだね。真面目だ

APRICOT

でも、ちょっと困ってて

晴丸

APRICOT

『作品で伝えたいこと』が決まらなくて

晴丸

???

APRICOT

アンタ、仮にも本を出したんだろ? だったらさ、たまにはちゃんとしたこと教えてくれない?

APRICOT

アンタは『作品に込めるメッセージ』ってどうやって考えるんだ?

晴丸

メッセージ……

APRICOT

っていうか、どうやってプロット建ててるのか真面目に教えて欲しいんだけど

晴丸

プロット……

APRICOT

ちょっと、ちゃんと聞いてる?

晴丸

え、うん、あ、はい

APRICOT

アンタの書いた作品……例えば「ひめとり!」はどうやって『作品に込めたメッセージ』を考えたのか教えてよ

晴丸

……真面目に答える?

APRICOT

真面目に!

晴丸

うーん……

晴丸

本当はこういう話するのイヤなんだけど……今日はキミが本当に真面目っぽいので、ちゃんと答えましょう

APRICOT

うん

晴丸

晴丸は、ぶっちゃけメッセージとか考えてません

APRICOT

えっ

晴丸

まぁ、このシーンはこういう風に伝わってくれたらいいなぁ、ぐらいのものはなくはないけど、大体忘れるよね

APRICOT

えー

晴丸

そもそも作品は、読んだ人が感じたことがすべてだし、そのときに楽しんでもらえればそれでいいんだ……っていうのが晴丸のスタンスだからなぁ

APRICOT

ふーん

晴丸

まぁ、小難しく考えないでさ、最初なんだし、楽しく書こうよ

APRICOT

楽しく?

晴丸

自分が想像したことをそのまま! 展開とか整合性とか盛り上がりとか考えなくていいから。寝てるときに見る夢みたいにデタラメだっていいんだから

APRICOT

でも、それじゃあ、読んだ人につまらないっていわれるんじゃ

晴丸

いいことをひとつ教えてあげよう

APRICOT

晴丸

この世界のみんなが面白い、っていう作品はないんだよ

APRICOT

……

晴丸

ものすごーく適当に書き散らしたものが『おもしろい!

晴丸

って言われるときもあれば、渾身の力作が『つまんない』どころか、何の反応ももらえないとか!

晴丸

創作してるとそんなことばっかりだよ

晴丸

ていうか、この話! この話がいい例ですよ! この話よりも、時間も頭も使って書いた渾身の作品たちは全然読まれなくて、こんな勢いだけの適当な話がたくさん読まれてお気に入りされる!
でも嬉しい、だから書いちゃうやめられない!

APRICOT

……

晴丸

だから、これから創作をはじめようっていうキミには、他人の評価なんか気にしないで好き勝手書くことをおすすめするよ!

APRICOT

……

晴丸

たくさん書いているうちに『もっと上手く書きたい』とか『褒められたい』とか思うと思うけど、最初は楽しまなきゃ!

晴丸

そうじゃないと、すぐにイヤになって書けなくなっちゃうよ

APRICOT

……

晴丸

こんな回答でオッケー?

APRICOT

真面目だな

晴丸

キミが言ったからでしょ!!

晴丸

まぁ、何作品か書けばそのうち、自分がなに書きたいかとか見えてくると思うし、兎に角、書いてみようよ

APRICOT

ありがとう、参考にするよ

晴丸

みんなも、是非細かいこと気にしないでとりあえず書いてみてね!

晴丸

そして「ひめとり!」をよろしくお願いします!

APRICOT

結局宣伝したかっただけ?

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