(博美さん)「ゆかちゃんにとっての、ハイスペックって何?」
24歳ゆかちゃんにとっての、是非とも旦那様にしたいハイスペック男性とは?
おそらくその日婚活パーティーに来ていた全男性が気になるところでしょう。
(ゆかちゃん)「ぶっちゃけ言っちゃいますけど、一番はお金ですね。自分や相手が大きな病気や怪我をした時とかにある程度お金がないと安心できないですし。ただ、今沢山お金を持ってるおじさんとかではなくて、将来性重視っていうか。」
(私)「今どのくらいお金を持っているかっていうより、いかなる状況においても稼げる能力を重視してるってこと?」
(ゆかちゃん)「そうです!例えば、イケメンのお医者さんでも、医者しかできないような人は嫌です。偉そうなコミュ障だったら、それって医者だから許されてるわけじゃないですか。事故とか病気で寝たきりになったり、何か変なことして免許はく奪になって医者の仕事ができなくなった後、そんな偉そうな態度だけ残してどうするのって思っちゃう。」
ゆかちゃんは続けます。
(ゆかちゃん)「だから、そこそこの会社で一生懸命仕事してる人とか、下積みの厳しい駆け出しの専門職とか、コツコツ貯金して資産運用を上手にしているような、つぶしがきく能力のある人がいいです。謙虚な未来のハイスぺを、まだ自分がハイスぺだって確信しきってないうちに、どんなことをしてでも捕まえたいんです!若さが武器になるうちに!!!」
(博美さん)「ハイスペック限定のパーティーじゃなくて、ただのアラサー世代のパーティーに来たのはそういうことだったんだね。」
(ゆかちゃん)「はい!とはいえ、最初の方はハイスペック限定パーティー行ってましたけどね。でもやっぱり、自分で自分をハイスペックだって思っちゃってる人って、なんかちぐはぐなんですよ。ハイスペックを売りにしてるパーティーに自分を売り込んで、自分の地位とか年収とかをこれでもかってくらい自慢してくるくせに、ひとしきり満足したら、最終的には俺のお金や肩書きじゃなくて俺自身を愛してほしい、みたいなこと言ってくるし。私からしたら彼らはハイスぺもどきですよ。」
(博美さん、私)wwwwwww
(ゆかちゃん)「あ、勿論、真のハイスペが結婚してくれるなら、私には稼ぐ力がない分、やれって言われたことはやりますよ。家事も料理もそのために練習してますし、禿げても病気になっても支えます!」
賛否両論あるとは思いますが、私は、ゆかちゃん賛成派です。
少し時間軸を現在にずらして、余談を挟みます。
バチェラージャパン4で、バチェラー男性の放ったある言葉に、私は強烈な違和感を持ちました。
「俺が禿げて太って無一文になっても、傍にいてくれるような女性が良い」
ルックス、社会的地位、お金すべてを兼ね備えたバチェラーという立場を餌におびきよせた若くて綺麗な女性陣に向かって、その餌がすべてなくなっても、ありのままの自分を愛してほしい、と。
かたや自分は、嫁と姑が喧嘩をしたら、嫁の前では嫁、姑の前では姑の味方をすると堂々と宣言し、物語終盤にかけて、顔がタイプの女性に突っ走る。
逆にあなたに問いたい。今目の前にいる若くて綺麗な女性が結婚前夜に事故に遭って、顔がぐちゃぐちゃになって太って、一切の家事ができなくなっても、変わらず愛を与えられるのか?姑の手前、というだけでいとも簡単に反旗を翻すような男に、そんなことが可能なのか?と。
少し愚痴っぽくなってしまいました。
が、何かを相手に求めるのであれば、自分もそれ相応の対価を払わなければいけないこと、忘れてはいけないな、と改めて感じるシーンでした。
次回、ゆかちゃんの真のハイスぺ談義、後編です!