「皆様、お待たせいたしました!ただいま集計が終わりまして、本日は4組のカップルが誕生いたしました!」
運営のお兄さんの一声で、会場に独特の緊張した雰囲気が走ります。
(プログラム)
1、自己紹介タイム(5分ずつ全員)
2、フリータイム(5分×3→それぞれ話したい人をハントしてお話する形式)
3、最終アピールタイム(5分ずつ全員)
4、カップル発表←ここ
男性側の番号は忘れてしまいましたが、私と博美さんは、フリータイムで話しかけてくれた男性陣とそれぞれカップルになることができました。
女性6番の24歳は呼ばれていなかったので、やはり白紙で出したようでした。
問題は、残り2組のうちの1組のカップル。
カップル発表後は男性が先に会場を出て、会場外にて女性を待つように促されるようなのですが、ある女性がその案内を待たずにスッと立ちあがり、運営の元にツカツカと歩いていきました。
ザワザワしていたため、あまりよく聞こえなかったのですが、何やら揉めていることは雰囲気でわかりました。
その後、運営さんが困った顔をして、私の斜め後ろに座っている男性に何やら小声で話をされています。
そこで男性が言い放ったのが・・・
「ああ、いいですよ。僕も第一希望じゃなかったので。」
この一言で大体察しがつきました。
運営さんがわざわざ訂正することはありませんでしたが、
この度のパーティーのカップル数が4から3に減った瞬間を目の当たりにしました。
その後、何事もなかったように男性が先に会場を出るよう促され、女性陣も退席。
博美さんと私、そして一番人気であった24歳の女の子は3人で会場を後しました。
どこのカフェでお茶をしようか、ウキウキで階段を降り切ったところで、見覚えのある黒い影が目の前に立ちはだかります…