人生初の婚活パーティーに繰り出した私。
”男女ともにアラサー世代”という縛りしかないにも関わらず、お隣にいるのは確実に40代~と思われる清掃員スタイルのおじさん。
今回は、下記のプログラム1、自己紹介タイムで印象に残ったお話をご紹介します。
(プログラム)
1、自己紹介タイム(5分ずつ全員)←ここ
2、フリータイム(5分×3→それぞれ話したい人をハントしてお話する形式)
3、最終アピールタイム(5分ずつ全員)
4、カップル発表
始めの自己紹介タイムは、女性は最初に通された席から動かず、男性が順々に隣にきてくれる流れでした。
博美さんから、「気になることはズバズバ聞いた方がいい。それで機嫌が悪くなる男は、たいてい既婚者だったりプロフィールごまかしてるから、気に入られる価値はない」とアドバイスを受けていたので、普段チキンな私ですが、結構頑張りました。
印象に残っている3名の方を、ご紹介いたします。
①清掃員のおっさん
プロフィールカードを交換して秒で確認したのは、年齢欄。
空欄・・・
おっちゃん、私より先にきて机まできれいにしてたよね?時間なかったわけないよね?
「あの、年齢ってお伺いしても大丈夫ですか?」
「ん?ああごめん、書き忘れてたよ。職場では30代に見えるっていつも言われるよー!」
「そうなんですね!職場は若い方が多いんですか?」
「20代後半が多い部署なんだけど、事務のおばちゃん達よりそういう子たちの方が話が合うんだよね。」
「そうなんですか!職場の方と仲が良いんですね。」
「うん、結構懐かれてるかな。俺の方が役職は上なんだけどね!」
「お話しやすい雰囲気なんでしょうね。それで、実年齢はおいくつなんですか?」
「あっごめん、職業のところ、最近実は昇進したんだ!くせで一つ下の役職にしちゃった!年収も来年はもう少し上がるかなぁ。」
「ご年齢は、聞かないほうがいいですか?」
「いや、別にそういうわけじゃないけど・・・関係ある?」
あるに決まってるだろ!!!こちとら同年代と出会いたいんだよ!!!!
②同い年の商社マン
この方、背が高くて、顔もシュッとしておられて、おそらくこの日の一番人気の男性だったと思われます。
「同い年なんですね!なんだか親近感です。」
「本当ですね。同世代の中でも、やっぱり同い年って特別嬉しいですよね。」
こんな感じで和やかに会話が進む中、彼の方から、自分の仕事について触れてきました。
「実は今の時期すごく仕事が忙しくて。今日はたまたま早く終わったんですけど、少し遅れちゃいました。」
「あ、商社にお勤めなんですね!」
「はい、〇〇という会社なんです。△△にあるオフィスなんです。」
彼が口にしたのは、誰しもが知っているような超有名企業です。
「本当ですか!私の仲の良い友人も勤めているんですよ。たまにオフィス近くで待ち合わせするので、そこのオフィスも見たことありますよ!何階にいらっしゃるんですか?」
「え・・・」
「?」
「あーまぁ、今後昇進するかもしれないから、人事異動で別のオフィスに行くかもしれなくて。ちょっとやめておこうか。」
お前、絶対商社マンじゃないだろ。
商社マンだったとしても、きっと申告した会社には勤めていないはず!あまりのあたふた具合にこちらが気を使ってしまい、その後は趣味等どうでもいい話に終始しました。
③35歳決め打ち看護師さん
この方、パーティー開始前からずっと気になっていました。何故気になっていたかというと、
パーティー前から隣に座った可愛い子に前のめりでずーっと話しかけていたから!!
「よ、よろしくお願いします(チラッ)」
「よろしくお願いします。あ、看護師さんなんですね。」
「あぁ、はい(チラッ)」
「こういうパーティーは初めてですか?」
「(じーっっ)え?なんですか?」
チラッ、チラッ、じーっっ、は、すべてその可愛い女の子を見ています。私の話なんて全く頭に入っていないご様子だったので、シフトチェンジしました。
「あの子、可愛いですよね。もうお話されました?」
「えっ♡あーどうだったかな、え、どの子ですか?」
白々しくすっとぼける割には、わかりやすくテンションが上がり、視線はその子にくぎ付けな看護師さん。
「あの6番の子です。若そうですよね、20代前半に見えるけど、この年齢層のパーティーに参加したってことは、20代後半なのかな?」
「ああ!あの子ですね!確か24歳と言ってましたよ!年上の男性が好みらしいです!!!!」
「そうなんですね。だったらチャンスですね!」
「いやーどうですかね。僕もバカじゃないので、若いってだけではよくわかりませんから!」
あなたには無理ですよ・・・
後のフリータイムで明らかになりますが、その24歳の可愛い女の子は、バリバリ高収入ハイスぺ狙いのハンターでした。
看護師さんは立派な職業だと思いますが、少なくとも彼女の眼中にはなかった模様です。
自己紹介タイムで印象に残ったのはこの3人でした。
次のフリータイムで、私はさらに異様な光景を見ることとなります。